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ワンコと京都名所巡りのその後は・・・《宝ヶ池公園》 [お出かけ《犬連れ京都》]

ワンコと京都観光をした後、人混みと抱っこやキャリーバッグの中で疲れたワンコのために、ぜひ最後に寄っていただきたいのが、以前にもご紹介した《宝ヶ池公園》です。

駐車場は無料で、京都中心部から車で20~30分、先日カレンちゃんと行った金閣寺からなら、週末でもほとんど渋滞のない道なので車で15分くらいで行けます(*⌒ヮ⌒*)ゞ
(駐車場がいっぱいでも、夕方ならちょっと待てばすぐに入れます、タブン^^)

今回も、抱っこバッグの中で欲求不満を募らせていたカレンちゃんと帰りに寄ってきました♪
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宝ヶ池公園は、江戸時代に農業用のため池として作られた宝が池(一周1.8km)の周りに、市民の憩いの場として、比叡山と京都国際会館を借景として楽しむ遊歩道とボート遊びができ、また、五山の送り火「妙・法」で知られる松ヶ崎西山と松ヶ崎東山の北面に当たり、ちょっとした登山もでき、1日でも十分楽しめるところです。
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比叡山が綺麗に見えていましたヽ(^。^)ノ
左下の建物がが京都国際会館です。毎年、重要な国際会議なども開かれていて、1997年に「京都議定書」を採択した「地球温暖化防止京都会議」もここで行われました。

カレンちゃん、抱っこバッグの中から出れてよかったね☆彡
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水辺を歩くとは、なんと気持ちいいこと!
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と、人間も超リフレシュ!!!\(^o^)/\(^o^)/
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また、池の周囲の遊歩道は80%くらいは木陰なので、さっきの金閣寺とは同じ市内とは思えないほどの涼しさなんです~(*⌒ヮ⌒*)ゞ

カレンちゃんは水を得た魚のごとく、はりきりまくりでコマッタチャンに(;・∀・)
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すごく綺麗なカモちゃん発見!d(-∀-。)
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池の周りにもこんなに緑いっぱいの綺麗な散策路があります。
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ちょうど花菖蒲の季節で、花の見頃だったのですが、
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あまり丹精されていないと、花しょうぶってこんなんなんだ・・・(´・ω・`)
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永沢寺との違いに愕然とした私でした(´-∀-`;)

池の周囲約1.8km、一周30~40分です。
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まだまだ日も長いこれからの季節、ちょこっと寄るだけで、ワンコも人間も、気分的にも視覚的にも、ものすごく癒されるおススメスポットです(*⌒ヮ⌒*)ゞ

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梅雨の鹿苑寺《金閣寺》vol.2 [お出かけ《犬連れ京都》]

(梅雨の金閣寺《鹿苑寺》vol.1より)

夢見心地の鏡湖池からちょっと抜け出て、鹿苑寺の他の見所を順番に巡ってみましょうヽ(^。^)ノ

これは方丈の横にある「陸舟の松」です。
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樹齢600年と云われる五葉の松で、足利義満の愛した盆栽を地上の移し、
帆掛け舟の形に仕立てと伝えられています。

舎利殿の裏は、気持ちい木立の中の散策路になっています。
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動きが出てきたので、カレンちゃんも少し機嫌がよくなった・・・カナ(;^ω^)
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「銀河泉」
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今も岩の中から清水がしたたり落ちていて、義満がお茶の水に用いたと云われています。

そして、「龍門瀑(りゅうもんばく)」がこれです。
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鯉が滝を登ると龍になるという中国の故事「登竜門」に因んで、「鯉魚石(りぎょせき)」(水飛沫が掛かっている石)が置かれています。(天龍寺にも同じく龍門瀑があり鯉魚石が置かれていますよね。)

この滝の手前の木に、
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こんな綺麗な青いトンボがとまっていました\(◎o◎)/!
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調べてみると、たぶん「オオシオカラトンボ」ではないかと思います。

さて、カレンちゃんは何を見ているのでしょう?(* ̄m ̄)
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木立の先には、ちょっと不気味な感じの「安民沢(あんみんたく)」という大きな池がありました。
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池の真ん中にある島には、西園寺家の守り神といわれる「白蛇の塚」が建っています。
(ほんとに蛇がいっぱいいそうな感じ・・・ヒィー(>ω<ノ)ノい)

これを過ぎると、「夕佳亭(せっかてい)」があります。
江戸時代の茶道家・金森宗和が好んだ数寄屋造りの茶席で、夕日に映える金閣が殊に佳いということから「夕佳亭」と名付けられた茶席です。
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でも、なんでお茶室なのにお賽銭箱があるのかかなり不思議・・・(・・?
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正面の床柱が有名な「南天の床柱」で、その右にある三角の棚が「萩の違棚」、中央の古木が「鶯宿梅」なんだそうですが、現存のものは明治時代に再建されたものらしく、侘び寂びも何も、はっきり言って、私には何の趣きも感じられなかったです( ̄▼ ̄||)スミマセン・・・
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この裏手の感じはよかったですが・・・。

この先にお抹茶を頂けるお茶席がありました。
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緑と赤い毛氈ってほんと映えますね(*⌒ヮ⌒*)ゞ

最後、不動堂があり、ここには弘法大師が作られたと伝えられる石不動明王が祀られています。
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安土桃山時代のもので、鹿苑寺の中では一番古い建物なんだそうです。

鹿苑寺は、応仁の乱などにより舎利殿(金閣)のみを遺し全て焼失、その舎利殿も昭和25年7月25日未明、学僧の放火によって炎上焼失してしまい(三島由紀夫の「金閣寺」・水上勉の「五番町夕霧楼」で有名ですね)、現在の舎利殿は昭和30年10月復元再建されたもので、舎利殿は国宝ではないんだそうです(´・ω・`)

世界文化遺産だけど、国宝がないというのも、何だか不思議ですね(;^ω^)
(そうなんです、ちょっとびっくりですが、鹿苑寺には国宝は一つもないんです・・・)

それに・・・、
不動堂のすぐ横にこの不動堂より大きいかもと思われる大衆的なお土産物屋さんがあり、その前にたくさんの自動販売機が並んでいたのには、最後、ちょっと興ざめしてしまいました(´゚∀゚`;)

それならいっそ、同じく貴族の別荘だった平等院のように、ミュージアム化してしまった方がいいのに・・・と思った私です。平等院の鳳翔館は、ほんとに感動しましたし!

でも、やっぱり、鏡湖池に浮かぶ金閣の姿は本当に素晴らしく、
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誰の心にもある日本の一つの景色なんだと改めて思った次第です(*^^*)
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ビバ!舎利殿。
ビバ!金閣寺。
ビバ!京都。

またひとつ、カレンちゃんと素晴らしいお寺に参拝でき、幸せでした(*・ω・)*_ _))ペコリン

この後、ワンコと京都観光の後のおススメスポットの宝が池公園へ行きました(^O^)

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梅雨の鹿苑寺《金閣寺》vol.1 [お出かけ《犬連れ京都》]

先週末は、比較的観光客が少なくなる6月の晴れ間を狙って、ずっと行きたかった金閣寺に行ってきましたヽ(^。^)ノ

金閣寺の駐車場も、なんと待たずに入れました(*^^*)
(最初の1時間300円、後30分ごとに150円)
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そうなんですヽ(^。^)ノ 京都観光名所第3位の金閣寺も、清水寺同様、ワンコは抱っこすれば境内に入れるんです。

また、金閣寺の受付の方はじめ案内の方皆、とてもワンコに優しく、「キャバリアですか?」「かわいいですね!」「何歳ですか?」など、たくさんのお声をカレンちゃんにかけてくださり、本当にうれしかったです(*・ω・)*_ _))ペコリン

ちなみに、1位 清水寺《世界遺産》(境内ワンコ抱っこすればOK)
       2位 嵐山 (天龍寺はワンコ不可。他は、ワンコ散歩OK) 
       4位銀閣寺《  〃  》(境内ワンコ抱っこすればOK)
       5位南禅寺(境内ワンコ散歩OK!)
京都のお寺は、なんてワンコにわん!ダフルなところが多いのでしょう!
\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!

その他のお寺他のワンコ情報は、《恋するカレン京都名所一覧表》で(*⌒ヮ⌒*)ゞ

素晴らしく手入れされた新緑の参道をしばらく歩くと、総門が見えてきます。
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以下、上記内容。
臨済宗相国寺派の山外塔頭寺院で、平成六年(1994)に世界文化遺産に登録された。 足利三代将軍義満が応永四年(1397)に営んだ山荘・北山殿を、義満の没後、禅寺に改めたもので、義満の法号「鹿苑院殿」にちなんで鹿苑寺と名付けられた。お釈迦様の骨を祀った舎利殿「金閣」が特に有名で、通称金閣寺と呼ばれている。 金閣は、「法水院」と呼ばれる寝殿造の初層、「潮音洞」と呼ばれる武家造の二層、「究竟頂」と呼ばれる禅宗仏殿造の三層から成り、公家文化と武家文化を折衷した建築様式は、北山文化の象徴とされる。二層、三層は漆塗の上に金箔が張られ、屋根の上には中国の伝説の鳥・鳳凰が輝いている。 初層に義満公坐像と宝冠釈迦如来像が、二層に岩屋観音坐像と四天王像が、三層に仏舎利がそれぞれ安置されている。 昭和二十五年(1950)に放火により焼失したが、昭和三十年(1955)に再建され、昭和六十二年(1987)に漆の塗替えや金箔の張替え修理が行われた。 壮大な池泉回遊式庭園は、特別史跡及び特別名勝に指定され、金閣を写す鏡湖池の北方には、萩の違い棚と南天の床柱で名高い茶室夕佳亭がある。

カレンちゃん、平等院高山寺清水寺に次いでの世界文化遺産の拝観です♪
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さぁ、総門からいざ境内へ。
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ワクワク♪o(^o^o)(o^o^)oワクワク♪
総門を入ると、左手に鐘楼がありました。
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なんという素晴らしい新緑の緑・緑・緑\(^o^)/\(^o^)/
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この緑の中で、ゴーンと鐘を撞きたかった(一撞き200円)のですが、もしかしたらカレンちゃんがワンワンと鳴いてしまったら、周囲に人に申し訳ないので諦めました( ̄▼ ̄||)

右手には、舟形一文字蹲踞。
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こんな大きな蹲踞(つくばい)初めてみました\(◎o◎)/!
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櫟樫(イチイガシ)の巨木です。
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京都指定天然記念物とされている木で、江戸時代にこの場所に植えられ、現在700歳なんだそうです\(◎o◎)/!
「イチイ」と呼ばれているのは、出世の願掛けも含まれていて縁起のよい木とされていますが、京都周辺では見られない種類なんだそうです(主には、九州や四国に広く分布)。

ここまでは、無料で来れます(*^^*)
この先で、拝観料(大人400円)を払って参拝門をくぐるのですが、拝観券がなんとこんな立派なものでした(^O^)
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さすが世界文化遺産、こんなところもなんて素敵なんでしょ~ヽ(^。^)ノ

そして、参拝門を入るとすぐに、鏡湖池(きょうこち)に浮かぶ金色の舎利殿(金閣)がいきなり目の前に現れます\(^o^)/\(^o^)/
うわ~、やっぱりほんとにすっごい金ピカーーーーーーーー!!!!!!!
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でも、金ピカだけど、なんて厳かで優美な姿なんでしょうーーーーー\(◎o◎)/!
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その金色と新緑の緑が素晴らしい音色を奏でてくれているようです:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
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(カレンちゃんは、ずっと袋の中でつまらなそう・・・(* ̄m ̄))

昔、見たより、更になんか金ピカでない(・・? などと思ってしまった私ですが、
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調べるとやはり、昭和の大修理が行われたのは、昭和62年(1987)なので、修理前に見てたんですね(;^ω^)アァ、トシガバレル・・・
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金閣の二層と三層は、漆の上から純金の箔が貼ってあり(昭和の大修理では以前の5倍の厚さの金箔を貼ったのだそう)、屋根は椹(さわら)の薄い板を何枚も重ねたこけら葺で、一層は寝殿造で法水院、二層は武家造で潮音洞、三層は、禅宗仏殿造で究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれていて、一層に義満公坐像と宝冠釈迦如来像が、二層に岩屋観音坐像と四天王像が、三層に仏舎利がそれぞれ安置されています。

内部は非公開なのですが、この三層の中は、
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こんな感じで、中も思いっきり金箔なんですーーーーーーー\(◎o◎)/!
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あまりにも素敵なので、パンフレットより転載してみました。
一度でいいから、こんな中に入ってみたいですね(;・∀・)

宝形造(ほうきょうづくり)の屋根の上には鳳凰が輝いています。
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(鳳凰→古来、中国で麒麟・亀・龍・鳳凰は四瑞(しずい)として、尊ばれた想像上の瑞鳥)

ちなみに・・・平等院鳳凰堂の鳳凰はこちら↓
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(平等院鳳凰堂の感動記事はこちら(^O^))

鏡湖池の中央に浮かぶ島を葦原島というそうです。
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「豊葦原水穂の国」つまり日本の国をかたどっているそうで、鏡湖池全体(金閣を含む)で極楽浄土を表しているのだそうです。
また、この正面の石を三尊石といいすごい名石だそうで、ほか鶴島、亀島など、畠山石、赤松石、細川石などの奇岩名石が数多く配されているということです。

何度もテレビや雑誌で目にする見慣れた舎利殿(金閣)ですが、
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実際に金色に輝くその姿を目にした時、その完成された美しさと圧倒的な存在感に驚嘆するとともに、見ているだけで得も言われぬ幸福感に包まれた私でした・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

                          (梅雨の鹿苑寺《金閣寺》vol.2へ続く)

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初夏の京都御苑《トンボ池一般公開》 [お出かけ《犬連れ京都》]

週末、京都市内に用事があったので、その帰りに京都御苑に行ってきました。

今回は、東側にある市営御所東駐車場(1時間迄300円/以降1時間毎に200円)を利用しました。あれっ?同じ東側でも、清和院東駐車場や西側の中立売西駐車場の方が安いのね・・・(´-∀-`;)(3時間まで500円、以後1時間毎100円)

京都御苑は、京都御所、仙洞御所を囲む、東西約700m、南北約1,300mの広大な敷地の公園で、江戸時代には二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいた場所だったそうです。現在では、いつでも自由に入ることができ、約5万本といわれる樹木が生育し、御所周辺の由緒ある景観を維持する庭園としての機能はもちろん、散策や休養、自然や歴史とのふれあい、スポーツなど、古都京都の中心部に位置する広大な緑の空間として重要な役割を担っています。 京都御苑HPより)

初めて寺町御門から入りました。
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入るとすぐに、こんな看板がヽ(^。^)ノ
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幾度となく来ている京都御苑ですが、トンボ池という存在自体を知らなかった私です(´-∀-`;)
自然環境保全と危険防止の観点から通常は閉鎖されているそうで、夏休み期間中の1週間だけ一般に開放されるんだそうです。
今日は、特別に、3日間の日中2時間だけの公開ということで、早速行ってみることに(^O^)
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と、入った途端、ドクターストップ、いえ、ワンコストップが・・・( ̄▼ ̄||)
環境省の方が、生態系保護の為に動物は・・・ということでした[バッド(下向き矢印)]
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カレンちゃんもこう言ってくれるので、代わりばんこで中へ。
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トンボ池は、2,000㎡ほどの敷地の中に設けられた、一辺が約16mのほぼ正方形の閑院宮邸の池の土を使って整備した人工池で、トンボや蝶、ハスなどさまざまな動植物が見られる自然観察園となっています。

受付で名前と住所を書いて入場。池の端では、環境省の方が生息している生き物について説明されていて、30人くらいの人が熱心に聞かれていました。
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まぁ、なんていうか、ほんとに手付かずの自然がそのまま残っているといった感じなのですが、ただ、空き地に雑草が生い茂っているというのとは全然違って、どこか懐かしくそれでいてまた風情があり、タイムスリップしたような素敵な空間でした(*^_^*)

トンボ池は、南東の角にあるので、
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北西へ移動して仙洞御所前の通りへ。
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何度来ても、びっくりするようなそれでいて超気持ちいいこの広さです\(◎o◎)/!

そして、建礼門前大通り。
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以前にもブログに書きましたが、この玉砂利の道は歩きにくいのですがw、やはりジャリジャリと歩いていると心が洗われていくような感じがしますε-(‐ω‐;)
(初めてこの御苑に行った感動の記録はこちら「晩春の京都御苑」で(*⌒ヮ⌒*)ゞ)

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建礼門は、檜皮葺、 切妻屋根の角柱の四脚門で、京都御所の南面にあり、正門に位置づけられています。外国首相などの国賓来訪をはじめ天皇が京都御所へ臨幸されるときにだけ門が開かれるそうです。

初めてきた時は、畏れ多くてあまり近づくことができなかった建礼門ですが、何回も来てると人間厚かましくなるもので、今ではすっかり・・・(゚∀゚ ;)タラー

そしてジャリジャリと歩きながら・・・。
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もみじの青葉がとっても素敵なところを発見ヽ(^。^)ノ
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かと思えば、
シロツメクサがこんなにきれいに咲いているところがありました\(^o^)/
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[るんるん]シロツメクサの花が咲いたら、さぁ、行こうラスカル~[るんるん]
って歌が、ここを通ってからずっと頭の中をリピートし続けた私です(;・∀・)
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カレンちゃんも大喜び\(^o^)/\(^o^)/

かと思えば、こんな立派な赤松が\(◎o◎)/!
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こちらにも\(◎o◎)/!
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そして、9月にもなると、この松林の中は、キノコだらけなんです∑(゚ω゚ノ)ノ
(2011.9.18撮影)
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赤松の下だから松茸?(* ̄m ̄)

御苑の東西の道からは、大文字山が綺麗に見えます。
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(この◯の緑の長方形が京都御苑です。「夏の大文字山登山」より)
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で、最後に記念撮影(^_^;)イツモスミマセン・・
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いつも来ても、素晴らしい京都御苑。

気持ちいい森林浴と日本人としての心の拠り所に触れられるかけがえのない場所です。
ワンコと一緒では、ちょっともったいなさすぎる感もありますが、ワンコ散歩OKにしてくださっている宮内庁と環境省の方に感謝感謝です┏○ペコ

どうかこのすばらしい場所がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。

そんな思いを胸に、また今日も京都御苑を後にしました(*^。^*)

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初夏の宝ヶ池公園 木陰率70% [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は、京都初心者の私が言うのもおこがましいのですが、
GW直前ということで、GWでものんびりワンコと散策できる京都の素敵な穴場スポット「宝ヶ池公園」をご紹介致しますヽ(^。^)ノ

今回、ご紹介する画像は、正真正銘、昨年の5/5(祝)に撮ったものです。

宝ヶ池公園は、江戸時代に農業用のため池として作られた宝が池(一周1.8km)の周り、市民の憩いの場として、比叡山と国立京都国際会館を借景として楽しむ遊歩道とボート遊びができ、また、五山の送り火「妙・法」で知られる松ヶ崎西山と松ヶ崎東山の北面に当たり、ちょっとした登山もできるんです。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-183678.html
(詳細ルード地図と高低差グラフが確認できます)
出発時刻/高度: 10:20 / 92m
到着時刻/高度: 14:00 / 92m
合計時間: 3時間40分
合計距離: 7.06km
最高点の標高: 142m
最低点の標高: 88m
累積標高(上り): 83m
累積標高(下り): 80m

公園とあなどること勿かれ、結局、7kmも歩いていました\(◎o◎)/!

10:20国立京都国際会館駐車場に到着。
料金も1日800円ととってもリーゾナブルです(*^。^*)
(宝ヶ池公園にも30台ほどの無料駐車場があるのですが、さすがに休日はいっぱいでした。)
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後ろに見える建物が京都国際会館です。
毎年、重要な国際会議なども開かれていて、1997年に「京都議定書」を採択した「地球温暖化防止京都会議」もここで行われました。

この国際会館とグランドプリンスホテル京都の間の道をしばらく行くと、
左手に宝が池公園への入口があります。
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園内の遊歩道はとても整備されていて、木陰も多く、ワンコのお散歩には最適です♡
これが、宝が池です。一周1.8km。江戸時代に作られた人工池とは思えない大きさです。
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この画像には写っていませんが、ボート乗り場もあってボートも結構出ていました。
で、どこにでもある話ですが、東京の井の頭公園と同じく、
宝が池公園のボートも恋人同士で乗ると別れることが多いとか・・・w
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この道の左側が、京都国際会館になっています。

見よ!GWの京都とは思えないこの緑独り占め度!!!!!!!ブラボー(・∀・)
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(まぁ、実際は池のぐるりはジョギングの人やらパラパラとは人はいますよw)

カレンちゃんもとっても楽しそう♪
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宝が池の南側は、五山送り火の「妙・法」の松ヶ崎西山と松ヶ崎東山と繋がっていて、
その山の北面に「憩の森」と「野鳥の森」というちょっとした周遊できる登山道が作られています。
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「ママ、遅っ~い」
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「えぇっ、ちょ、ちょっと待って・・・。この階段しんど~いw」
と、何やらまた二人でヒソヒソ(*・ω-)(-ω・*)ヒソヒソ
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この二人はほんとお散歩しながらときどき妬けちゃうほど仲良しなんです( ´゚ω゚`):;*.':;

結構長いこの階段を登り切ると、もう公園というよりは、普通の里山然としています。
こんな山道をかれこれ1時間以上は歩くでしょうか。
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眺望はほとんどないですが、時々比叡山が見えます。
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「憩いの森」「野鳥の森」を経て、「梅の園」に出たら、ボート乗り場のところに下りて来ていました。

そこからまたぐるっと宝が池を回って、「桜の園」でシートを広げてゆっくりお弁当を食べました。
これは、その桜の園の隣にあった広場。
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誰もいなかったので、ノーリードで遊びました♪

お腹いっぱい、遊び疲れて、大好きパパのお膝へ。
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「カレン、眠くなってきました・・・」とネムネムゥ( ・дゞ)
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(カレンちゃん、この頃まだお髭を切るの知らなかったから、すごいお髭・・・(゚∀゚ ;)タラー)
ポカポカ陽気の中、ぐっすり・・・(* ̄m ̄)
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パパもママもみんな、あぁ、幸せ・・・♡♡♡

最後、高野川に流れ込む支流を渡って、
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地下鉄国際会館駅の横を通って、駐車場まで帰りました♪

帰ってからルートを見てみると、結局、7kmも歩いていてびっくりしました\(◎o◎)/!
カレンちゃんも疲れるはずでした(;^ω^)

今年のGWももしかすると1日遊びに行くかもしれません。
見かけられたら、ぜひ「カレンちゃん~♡」お声をかけていただければうれしいです♪

                                (恋するカレン京都名所一覧表)

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東山散策《東山山頂公園→将軍塚→尊勝院→青蓮院門跡→知恩院→円山公園→東山山頂公園》 [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は、京都を堪能しつつ山歩きも存分にできる超お気に入りコースをご紹介します(*^。^*)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-183394.html
(詳細ルート地図と高低差が確認できます)
出発時刻/高度: 13:30 / 213m
到着時刻/高度: 16:20 / 216m
合計時間: 2時間50分
合計距離: 4.34km
最高点の標高: 217m
最低点の標高: 52m
累積標高(上り): 200m
累積標高(下り): 198m

東山山頂公園です。(なんと駐車場無料です!(*⌒ヮ⌒*)ゞ
小さな公園ですが、東屋やベンチやテーブル、トイレなどがあり、
京都一周トレイルの方のよい休憩所なっています。
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駐車場から100mぐらいのところにある大日堂将軍塚(青蓮院門跡の)。
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境内ワンコキャリーもしくは抱っこしたらOKです。
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<青蓮院門跡HPより> 桓武天皇は都を奈良から京都の南方、長岡に移されましたが、いろいろと事故が続きました。この時、和気清麻呂は天皇をこの山上にお誘いし、京都盆地を見下ろしながら、都の場所にふさわしい旨進言しました。天皇はその勧めに従って延暦十三年(794年)、平安建都に着手されました。 天皇は、都の鎮護のために、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられました。これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。 この「将軍塚」は、国家の大事があると鳴動したという伝説が、源平盛衰記や太平記に残されております。 また、延元年間(1338年頃)には新田義貞がここに陣を敷いて足利尊氏の軍を敗り、また近くは太平洋戦争にここが高射砲の陣地にもなりました。将軍塚は、「強者どもが夢の跡」でもあります。 乃木大将、東郷元帥、菊池大麓、大隅重信 等の明治の元薫のお手植の松が植えられた、石柱や石碑が後継の松と共に残され、偉人達がこの地から京都の町を見下して、豊かな日本の国造りを心に誓ったのではないかと想像されます。

ここが将軍塚です。紅葉時はライトアップもされます。
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この大日堂には平安時代に作られた石造の胎蔵界大日如来がお祀りされています。
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山頂公園と大日堂との間の道を少し入ると展望台がありますが、かなりさびれていますw
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そして、大日堂の手前左側(西側)に粟田口へ向かう山道の入口があります。
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この東山は麓には清水寺、高台寺、円山公園、知恩院と超人気スポットがあるにもかかわらず、
山はほとんど人通りがありません(@_@;)

ので、
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カレンちゃんはいつもほとんどノーリードで自分の庭のように走り回っています(* ̄m ̄)

40分くらい歩くと尊勝院が見えてきます。
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お堂が一つあるだけのひっそりした天台宗のお寺です。
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でも、
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境内からは平安神宮など京都の街が一望でき、なかなかのスポットです。
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また、ここからの石畳の道が、とてもイイカンジなんです(*^。^*)
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横の白壁の建物はホテルオークラの粟田山荘で、
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よくこんなところに・・・というくらいすごく細い道に、
いつもハイヤーやタクシーがひしめき合って停まっていますw
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でも、ほんとにすごく素敵な感じで一度お食事したいと通る度に思っているのですが、
HPを見ると、そんなにびっくりするほど高くないので私たちでも行けそう(*^。^*)wkwkで、
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でも、結局、いつもカレンちゃんがいるので、通るだけなんです・・・(´-∀-`;)
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平安神宮からの神宮道に出ると、すぐ青蓮院門跡があります。
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天台宗のお寺では珍しくワンコはキャリーもしくは抱っこしたらOKなんです♪
(まだ行ったことないのですが・・・^^)

知恩院三門(国宝)に到着しました。
残念ながら、知恩院はワンコはダメなんですよねー(TдT)
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でも、この三門だけでも見る価値が十分あります。
現存するの木造建築として最大の二重門だそうで、
高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚なんだそうです\(◎o◎)/!
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門に掲げられている「華頂山」の額の大きさは畳二畳以上にもなるんですって(@_@;)
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ワンコ一行は、「ハイ、ここまで!」(・_・;)

で、お隣の円山公園へ。
円山公園は、公園とあなどることなかれ、明治維新までは八坂神社や円山安養寺の境内の一部だっただけに、池泉回遊式の日本庭園のすばらしい公園です。
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園内中央にあるこの一重白彼岸枝垂桜は、京都で一番有名な枝垂桜です。タブン
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↑の感動記事はこちらで。

そして、有名な坂本龍馬と中岡慎太郎像。
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時間あれば、隣接している八坂神社(ワンコ抱っこしたらOK)や200m先にある高台寺(ワンコ不可)へも行くことができます。

さて、ここから東山山頂公園に帰るには、少しだけほんの少しだけ犬禁の知恩院の境内を通らせてもらわなければならないのですが・・・^^

じゃーん!

京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として知られている知恩院の「大鐘楼」です。
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この釣鐘は、高さ3.3メートル、口径2.8メートル、重さ約70トンもあるのだそう。
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ちゃっかり記念撮影とかも・・・(;^ω^)
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この大鐘楼のすぐ先が、東山の知恩院口になっています。
午後四時には、通り口がしまってしまうので、春夏は特に時間の方お気をつけください。
ここから山頂公園までは、またカレンちゃんの大好きな楽しい楽しい山歩きです♪
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(↑クリックしたら大きくなります)
ここから、清水寺(ワンコ抱っこしたらOK)へも山道を通っていくことができるんですよ(^^)v
(それもまた後日ご紹介致します)
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そこかしこにかわいいお地蔵様が大事に祀られています。
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東山は手入れが行き届いたすばらしい山で、且つ、大文字山の1/10も人通りがないのに、
ビッグネームの観光名所が目白押しという、
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カレンちゃんの超オススメ、超お気に入りのコースをご紹介させていだきました\(^o^)/\(^o^)/
分かれ道には必ず道標が立っていますので、道に迷われるようなことはまずないと思います。
また山道ですが整備されているので、ぺたんこならサンダルやパンプスでも十分歩けると思います♪

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『願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月の頃』  西行 [お出かけ《犬連れ京都》]

昨日、大津の桜はまだ7~8分咲きくらいだったのですが、
京都の桜が満開との知らせに、
仕事を途中で放り出して、ぶらっとお昼からカレンちゃんとお花見に行ってきました(*^。^*)

祇園であんな大惨事があったとはつゆ知らず、岡崎公園→蹴上インクライン→南禅寺(ワンコ散歩もOK)→哲学の道→金戒光明寺横の川沿い→平安神宮(ワンコ抱っこしたらOK)→円山公園→八坂神社(ワンコ抱っこしたらOK)と桜の京都をそぞろ歩きしてきたのですが、20数年ぶりに見た円山公園の満開の枝垂桜にものすごく感動しました\(^o^)/

20年前に比べ、カラスの害で方々の枝は折れ、枝振りは以前の2/3ぐらいになってしまっていて、もう三代目も用意されているそうなのですが(今は二代目)、
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それでいて、何という気品、何という優雅さ、何という存在感。

夕日を背に静かに佇むその姿に、傷ついて老いてもこんな風な人間になりたいと
1本の桜を前にして思わずにはいられませんでした。

『願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月の頃』 

西行の山家集の中の歌ですが、そんな歌が頭に浮かんできました。

※wikiより抜粋
円山公園の枝垂桜は「一重白彼岸枝垂桜」(ひとえしろひがんしだれざくら)という品種で、初代の枝垂桜は昭和22年(1947年)に枯死したため、現在は2代目が植えられている。しかし、カラスが生ゴミを狙って枝垂桜の枝に止まるため小枝が折れたり、糞害によってダメージを受け花の咲かない枝が生じることが問題となっており、「京都新聞」にも掲載された。なお、二条駅前(千本通側)に植えられている枝垂桜は円山公園の枝垂桜3代目である。

まぁ、ただ、円山公園はすごい人でした(´-∀-`;)
画像には写っていませんが、この桜の周りには人・人・人で、幾重にも人の垣ができていて、
芝生のあるところには、上野公園然にブルーシートだらけ。
春の情緒を楽しむもクソもないと思い、長い間、春、京都に来ても円山公園には行かなかったのですが、この枝垂桜は、本当にすばらしかったです\(^o^)/
来年もまた見に行きたいです。

ライトアップされたら妖艶さが増しますね。
DCIM0123.JPG

さて、祇園の大惨事。

三条通の蹴上の手前から混み始め、蹴上から岡崎公園の駐車場まで30分以上かかりました。
で、空を見上げると、ヘリコプターが7基も上空を飛んでいて、最初は自衛隊かと思っていましたが、ずっと上空をホバリングしているので、あれ?自衛隊とは違うな~、テレビのお花見中継とちゃう?などと、おめでたいことを思っていた私たちでしたが、実はその時、祇園であんな大惨事が起こっていたとは!(@_@;)
目と鼻の先の八坂神社のところまで行ったにもかかわらず、家に帰るまで全く知らなかった私たちでした。

陽気ボケというのか、観光ボケというのか、
普段の危機意識の低さを改めて思い知った次第です。

市営岡崎公園地下駐車場利用。 《普通車1日上限料金1,300円(日・祝を除く)》

蹴上インクラインも満開ヽ(^。^)ノ
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南禅寺は思わず撮りたいような桜の木がなかった・・・

哲学の道も満開ヽ(^。^)ノ
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金戒光明寺横の川沿いがちょうど散り始めで、
風が吹いたらはらはらと花びらが舞ってめちゃくちゃきれいでしたヽ(^。^)ノ
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平安神宮に咲いていた枝垂桜。ピンクのぼんぼりですごくかわいかったです♡
DCIM0114.JPG

っていうか、、、
実は、
いつものコンデジを持って行ったのですが、
電池入ってなかったーーーーーーーって( ̄▼ ̄||)
これ↑今日のは全部携帯の画像です。まぁ、何とか撮れててよかったけど・・・。

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紅葉の神護寺 [お出かけ《犬連れ京都》]

とりあえず、写真だけ・・・(;^ω^)
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紅葉の清水寺 [お出かけ《犬連れ京都》]

詳細はまた後ほど・・・(;^ω^)

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いやはやすごい人です(´-∀-`;)
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ワンコ抱っこOKのところでは、抱っこひもがとっても役立ちます(*^。^*)
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初秋の京都大原散策 vol.3 [お出かけ《犬連れ京都》]

(昨日の続き初秋の京都大原散策 vol.2より)

寂光院から200mほど山の方へ入り、
この看板にある大原10名山のうちの一つ金毘羅山から江文峠を抜けて、
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3時間ほどの山歩きをしてから、また三千院へ戻る予定だったのですが、
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イノシシ防止柵の金網を超えてしばらく行くと、ティーカッププードルちゃんすら怖いカレンちゃんが、イノシシさんの臭いを察知したのか、急に怖がって歩かなくなってしまいw、
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どうも今ひとつ道もはっきりしないような感じで、マジでイノシシさんが出てきても困るしw、
今回は諦めて戻ることにし、里道から江文神社へ行くことにしました

途中、そこここの民家で、(ここは北山ではないですが)北山台杉をたくさん見かけました。
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こういう風に剪定された北山杉を「北山台杉」といいます。

北山台杉は、垂木(垂木とは屋根の棟木から桁にかけて斜めに取り付けられ、野地板を支えるための下地となる構造材のこと)の生産を目的として室町中期から作られ、600年余りの歴史をもっているものなんだそうです。今では全国各地でこの台杉が育成され、垂木としてではなく、風情のある庭木として育てられているようですが、その発祥の地は京都・北山なんです。

また、床柱などに使われているものは、丸太仕立てといって一代限りですが、この台形仕立ては垂木部分を伐採しても、根元の部分は残ってそのまままた新たな垂木を育てられるので、森林の狭さを補うために北山人が編み出した恒続的な造林方法だということです。

ちなみに、国会議事堂の前庭には各都道府県の「木」が植えてあり、京都府の木はこの「北山台杉」なんだそうです。

江文神社までは、県道をひたすら歩いて行きました。
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寂光院からだと3kmくらいでしょうか。
山の中以外は、どこもアスファルトの道ばかりで、10月でも結構暑かったので、
涼しいと思われている大原ですが、夏の大原散策はワンコ連れでは無理だと思いました。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-143566.html
(詳細ルート地図と高低差が確認できます。はっきり言って失敗ルートですが・・・)

この後、江文神社へ行ったのですが、また詳細がんばりますが、とりあえず写真だけ・・・(;^ω^)
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初秋の京都大原散策 vol.2 [お出かけ《犬連れ京都》]

(昨日の続き初秋の京都大原散策 vol.1より)

寂光院まではこんな感じでのどかな里の道を30分ほど歩いて行くのですが、
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道すがら、あちこちの民家の庭先にある金木犀の芳しい香を
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気持ちのいい風が時折運んできてくれていました(*⌒ヮ⌒*)ゞ

と、余談ですが、寂光院近くの駐車場はかなり空いていて料金もなんと¥300で、
次回からはこっちに駐めようと思った次第です。

さて、寂光院が近くなると、この辺りは温泉が湧いているようで、
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あちこちに温泉旅館があり、この大原山荘は足湯カフェがあったり、なんと昼食(¥1600~2000ぐらい)が日帰り温泉付きで、人間だけの時はぜひ利用したいと思いました。

ここが大原2番目の人気スポットの寂光院(天台宗の尼寺)の入口です。
(もちろんワンコ不可なので、ここも門だけ・・・( ´-ェ-` )シュン)
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寂光院の歴史は大原では最も古いとされていて、諸説ありますが聖徳太子が父用明天皇の菩提のため開創したとされていますが、現在は、建礼門院隠棲の地として京都の『平家物語』ゆかりの史跡の中でも特に有名な場所かもしれません。

建礼門院徳子は、平清盛の娘であり、高倉天皇の中宮で、安徳天皇の生母です。
1185年、壇ノ浦の戦いで子・安徳天皇と共に入水するも源氏方に捕えられ、京へ送還されて出家、ここ寂光院で侍女の阿波内侍と共に高倉・安徳両帝と平家一門の菩提をひたすら弔いました。
数々のドラマが綴られている平家物語ですが、最後の巻は建礼門院の晩年を描く「灌頂巻」で、その中の「大原御幸」は後白河法皇が密かに大原へ御幸して、静かに余生を送っている建礼門院と再会する名シーンです。

以下、「大原御幸」「六道」「御往生」のあらすじです。

1186年4月下旬、後白河法皇は思い立たれて忍びの御幸で大原の女院の閑居を訪ねられました。忍びとは言ってもお供に、徳大寺・花山院・土御門以下公卿6人、殿上人8人、北面の武士が少々おりました。都から鞍馬通りにかかり、夏草の茂みの末を分け入ると、西の山の麓に寂光院があります。全く通う人もない奥山の里でした。

庭の若草が茂り合い、青柳のしだれた枝は風に乱れもつれ合い、池の浮き草が波に揺れているさまは、錦を水にさらすのかと思えるほどです。池の中島の松にかかっている藤がうら紫に咲いている色、青葉まじりの遅咲きの桜は、春の初めの初花よりも珍しく思われ、岸辺には山吹が咲き乱れ、幾重にも重なる雲の切れ目から聞こえる山ほととぎすの声も今日の法皇の御幸を待っていたかのようです。
この景を見て法皇は一首詠みました。

 池水に 汀(みぎわ)の桜散り敷きて 波の花こそ 盛なりけれ
  (池のほとりに咲いていた桜の花が、すっかり波の上に散り敷いて、今は波の上が花盛りであることよ)

古びた岩の隙間から落ちてくる水の音さえ、なんとなくいわれがありそうで趣深いところです。絵にも描けないような美しい景色です。
さて法皇が建礼門院の庵を見ると、軒には蔦や朝顔が這いかかり、雑草が生えています。屋根を葺いた杉板もくされ落ちて、その葺き目もまばらで、時雨も霜も霧も、さしこむ月光にあらそい漏れて、屋根にとどまるとは思えません。後ろは山、前は野辺で、たまに訪れるものといえば、猿の声か、木こりが薪を割る斧の音くらいです。
法皇が誰かいないかと呼んでも、返事がない。しばらくして出てきた老いて衰えた尼に建礼門院の所在を訊ねると、山の上へ花を摘みに行かれたとの返事です。法皇が驚き「そんなはした仕事、お仕えする人もいないのか。いくら世を捨てられた出家の身とはいえおいたわしい」と言います。実はこの尼は少納言信西の娘で、阿波内侍という者でした。

見ると襖に貼り付けた色紙に建礼門院のものと思われる歌があります。

 思ひきや 深山(みやま)の奥に住居(すまい)して  雲井の月をよそに見んとは
 (こんな深山の奥に住居して月を眺めようとは、かつて予想もしなかったことです)

寝所と思われるところには、竹の竿に粗末な麻の衣や、紙の布団などがかかっています。建礼門院のかつての華々しい生活を知っている供の者達は、この有り様と比べて皆涙に袖をしぼるのでした。
しばらくすると上の山から濃い墨染めの法衣を着た尼が二人下りてきます。法皇が「あれは誰か」と問いますと、年老いた尼は落ちる涙を押さえながら「花篭を手にかけ、岩つつじを取りそえて持っていらっしゃるのが女院でいらせられます。爪木にわらびを折そえて持っておりますのは、鳥飼中納言維実の娘、五条大納言邦網卿の養子で、先帝安徳天皇の乳母である大納言典侍で」と言いきらないうちに泣いてしまった。法皇も心を打たれて涙をとめかねている。
 
建礼門院は法皇をみとめ、今こうしてうらぶれた有様を見せる恥ずかしさで消えてしまいたいと立ちすくんでいらっしゃる。その袖は露にしっとりと一面に濡れている。涙にくれて途方にくれて立ってらっしゃる建礼門院に内侍の尼が近寄って花篭を受け取りました。尼が「世捨て人のならいです。なんの差し支えがありましょうか。早々にご対面なされませ。」と言いますと、建礼門院は庵にお入りになりました。
 
建礼門院は「一度念仏を唱えるとき、この窓の前にひろく衆生を極楽へお迎えできる阿弥陀仏の光明がさすことを期待し、十度念仏を唱えるときには、この戸口に菩薩たちがお迎えにきてくださることを待っておりましたのに、法皇様のおいでをいただくとは全く思いがけないことです。」と泣く泣く対面されました。法皇は建礼門院のこの姿を見て「天にも悲しみはあります。歓楽も悟ってみると夢の中の果報であり、幻の中の楽しみで、やはり永久に流転するものです。それはちょうど車の輪が回っているようなものです。思えば天人にあるという五衰の悲しみは、人間もあったものだと思えるのです。ところで誰かここを訊ねる人はいますか?何かにつけても昔のことを思い出されるでしょう。」と言いますと、建礼門院は「どなたもお訪ねはございません。隆房(清盛の四女を妻としている)・信隆(清盛の五女を妻としている)の夫人たちから時たま連絡があります。昔はあの人たちのお世話で生活しようとは思いもしませんでした。」と涙を流されると、お付きの女房たちも皆袖を濡らすのでした。
 
建礼門院が涙を押さえておっしゃるには「こうした境遇になりましたことは、一応嘆かわしいことではあるのですが、それは一時の嘆きというもので、後世で成道するためにはかえって喜ばしいことと存じます。私はこうした境遇になって急に釈迦のお弟子の一人となり、ありがたくも阿弥陀如来の本願に導かれて、五障三従の苦しみを遁れ、日に三度のお勤めで六根を清浄にし、ただ一途に九品の浄土を願い、ただ一筋に一門の人々の成仏を祈り、いつも三尊の来迎を待っております。 ただいつになっても忘れられないのは、我が子である先帝安徳天皇の面影で、忘れようとしても忘れることができず、思い出す心を押さえようとしても押さえることができません。思えば親子の愛情ほど悲しいものはありません。ですから安徳天皇の御成仏のために、朝夕の勤めを怠ることはございません。これもまた仏道への結構なお導きと思います。」
 
これに対して後白河法皇は「私は法皇として思うにまかせないことない身で、このように仏法が広まっている国に生まれて、仏道修行の志があるのだから、後世に極楽に生まれることになんの疑いも持っていなかった。しかしあなたの今の境遇を拝見していると、なるほど人間の世に転変のあることは常の習いで、そのことは今さら驚くべきことではないとは知っているのだが、あまりの有為転変で、やはりどう解釈したらよいのか分からなくなった。」と言います。これに建礼門院がおっしゃるには、「私は太政大臣平清盛の娘として天皇の母となり、天下のことは自分の思うままになりました。夜も昼も栄耀栄華をいたしましたことは、天上界の果報といってもこれに及ぶまいと思われ、永久に生き続けることを願っておりました。しかし木曾義仲というものが攻め寄せ・・・」と平家一門の落ちぶれる様を語られます。そして今先帝の菩提を弔っているが、これらの栄華と滅亡する様は六道の有様そっくりではないかとおっしゃいます。
 
法皇はそれを聞き、「玄奘三蔵は悟りを得る前に六道を見、日本の日蔵上人は蔵王権現の力で六道を見たと聞いています。しかしあなたがまざまざと目前にその様子をご覧になったことは・・・」と涙にむせぶと、お供の殿上人も涙を流し、建礼門院も涙を流されると、お付きの女房たちも皆涙に袖を濡らすのでした。

さて鐘の音で今日の一日の暮れたことを知らされ、法皇は名残惜しく思いながら都に帰っていきました。建礼門院は門前に立たれ、見えなくなるまでお見送りをされていました。庵に戻られた建礼門院は、ご本尊にお向かいになり「先帝の御霊魂が悟りをお開きになりますように、平家一門の亡魂もすみやかに悟りを開きますように」と泣く泣くお祈りをされました。かつては、まず東にお向きになって「伊勢大神宮、正八幡大菩薩様、天皇の寿命が千年も万年もお続きになりますように」と祈られたのだが、今は西に向かって手を合わせ、「亡くなった人たちの霊魂を同じ極楽浄土へお導き下さい」とお祈りになるのは悲しいことです。
さてその後建礼門院が春秋を送っていらっしゃるうちにご病気になられました。阿弥陀仏の御手にかけてある五色の糸の一端をお持ちになって、「南無西方極楽世界の教主阿弥陀如来、必ず極楽へお引きとり下さい」といって念仏を唱えられたので、大納言佐の局と阿波内侍とが左右に付き添って、この世最後のお名残惜しさに声も惜しまず泣き叫びました。だんだんと念仏の声が弱くなると、西の方に紫雲がたなびき、たとえようもない美しい香りが部屋に満ち、来迎の音楽が空に聞こえます。そして静かに息を引き取られたのでした。

(上、「京都温故知新」より転載させていただきました。)

寂光院を訪れる際には、ぜひともできれば原文で読んでおきたい「灌頂巻(かんじょうのまき)」です。
(末尾に原文を貼りましたので、興味の有る方はどうぞ)

その寂光院ですが、2000年の5月9日未明、犯人不明の放火(2007年時効成立)により本堂が全焼し本尊地蔵菩薩も大きな焼損を受けました。そして5年間の修復再建の後、2005年6月からようやく再公開され現在に至ります。

建礼門院の御陵が寂光院の手前にあります。
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建礼門院を埋葬したと伝えられる建礼門院大原西陵です。
こちらは鉄扉が開いていて、拝所まで行くことができました。
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ちょっと写真では見えませんが、五輪塔の仏教式の御陵は珍しいということです。
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ここは少し高台になっていて里の風景を眺められ、頬を撫でる里から上がってくる風に、
「・・・偏に風の前の塵に同じ」と人の世の儚さを思いました。

    祗園精舎の鐘の声
    諸行無常の響きあり
    娑羅双樹の花の色
    盛者必衰の理をあらはす
    おごれる人も久しからず
    唯春の夜の夢のごとし
    たけき者も遂にはほろびぬ
    偏に風の前の塵に同じ

今日は、古典結構大好き人の自分のメモがてら平家物語の話が長くなりすぎてしまったので、この辺で・・・w

                                  (たぶん明日に続く(;^ω^))
                                (恋するカレン京都名所一覧表)

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灌頂巻

大原入  文治元年

 建礼門院は、東山のふもと、吉田の辺なる所にぞ、立ち入らせ給ひける。中納言の法院慶恵と申す奈良法師の坊なりけり。住み荒らして年久しうなりければ、庭には草深く、軒には信夫しげれり。簾絶え閨あらはにて、雨風たまるべうもなし。
花はいろいろにほへども、主と頼む人もなく、月は夜な夜なさし入れども、ながめてあかす主もなし。昔は玉のうてなを磨き、錦の帳にまとはれて、明かし暮らし給ひしに、今はありとしある人にみな別れはてて、あさましげなる朽ち坊に入らせ給ひける御心のうち、おしはかられてあはれなり。魚のくがに上がれるがごとく、鳥の巣を離れたるがごとし。さるままには、うかりし浪の上、舟のうちの御住まひ、今は恋しうぞ思し召す。蒼波道遠し、思ひを西海千里の雲に寄せ、白屋苔深くして、涙東山一庭の月に落つ。悲しともいふはかりなし。
 かくて女院は、文治元年五月一日、御ぐしおろさせ給ひけり。
御戒の師には、長楽寺の阿証坊の上人印西とぞ聞こえし。御布施には、先帝の御直衣なり。いまはの時まで召されたりければ、その御移り香もいまだ失せず、御形見に御覧ぜんとて、西国よりはるばると都まで持たせ給ひたりければ、いかならん世までも、御身を放たじとこそ思し召されけれども、御布施になりぬべき物のなき上、かつはかの御菩提のためとて、泣く泣くとり出ださせ給ひけり。
上人これを賜はつて、何と奏すべき旨もなくして、墨染の袖をしぼりつつ、泣く泣くまかり出でられけり。この御意をば八幡に縫うて、長楽寺の仏前にかけられけるとぞ聞こえし。
 女院は十五にて、女御の宣旨を下され、十六にて后妃の位にそなはり、君王の傍らに候はせ給ひて、あしたには朝政を勧め、夜は夜をもつぱらにし給へり。
二十二にて皇子御誕生、皇太子に立ち、位に即かせ給ひしかば、院号かうぶらせ給ひて、建礼門院とぞ申しける。入道相国の御娘なる上、天下の国母にてましましければ、世の重うし奉ることなのめならず。今年は二十九にぞならせましましける。
 桃李の御粧ひなほこまやかに、芙蓉の御容貌もいまだ衰へさせ給はねども、翡翠の御かんざしつけても、何にかはせさせ給ふべきなれば、つひに御様をかへさせ給ふ。憂き世をいとひ、まことの道に入らせ給へども、御嘆きはさらにつきせず。
 人々今はかくとて海にしづみし有様、先帝、二位殿の御面影、いかならん世までも忘れ難く思し召すに、露の御命、なにしに今までながらへて、かかる憂き目を見るらんと思し召し続けて、御涙せきあへさせ給はず。五月の短夜なれども、明かしかねさせ給ひつつ、おのづからうちまどろませ給はねば、昔の事をば夢にだにも御覧ぜず。壁にそむける残んの灯火の影かすかに、夜もすがら窓うつくらき雨の音ぞさびしかりける。上陽人が上陽宮に閉ぢられけん悲しみも、これには過ぎじとぞ見えし。
 昔をしのぶつまとなれとてや、もとの主の移し植ゑたりけん花橘の風なつかしうかをりけるに、ほととぎすの二声三声おとづれて通りければ、女院、ふるきことなれども、思し召し出でて、御硯の蓋にかうぞあそばされける。
  ほととぎす花橘の香をとめて鳴くは昔の人や恋ひしき
 女房たち、さのみたけく二位殿、越前の三位の上のやうに、水の底にも沈み給はねば、もののふのあらけなきに捕らはれて、旧里に帰り、若きも老いたるも様をかへ、かたちをやつし、あるにもあらぬ有様にてぞ、思ひもかけぬ谷の底、岩のはざまにてぞ、明かし暮らし給ひける。
住まひし宿は、みな煙と上りにしかば、むなしき跡のみ残りて、しげき野辺となりつつ、見なれし人のとひ来るもなし。仙家より帰つて七世の孫にあひけんも、かくやとおぼえて哀れなり。

 さるほどに七月九日の日の大地震に築地も崩れ、荒れたる御所もかたぶき破れて、いとどすませ給ふべき御便りもなし。緑衣の監使、宮門を守るだにもなし。心のままに荒れたる間垣は、しげき野辺よりも露けく、折知り顔に、いつしか虫の声々うらむるも哀れなり。
夜もやうやう長くなれば、いとど御寝覚めがちにて、明かしかねさせ給ひけり。つきせぬ御物思ひに、秋のあはれさへうち添ひて、忍び難うぞ思し召されける。
何事も変はり果てぬるうき世なれば、おのづからあはれをかけ奉るべき草のたよりさへかれ果てて、誰はぐくみ奉るべしとも見え給はず。
 されども冷泉大納言隆房卿、七条修理大夫信隆卿の北の方、しのびつつ、やうやうにとぶらひ申させ給ひけり。
「あの人どものはぐくみにてあるべしとこそ、昔は思はざりしか」とて、女院、御涙を流させ給へば、つき参らせたる女房達も、みな袖をぞ絞られける。
 この御住まひも、なほ都近く、玉鉾の道ゆき人の人目もしげければ、露の御命の風を待たんほどは、うき事聞かぬ深き山の、奥の奥へも入りなばやとは思しけれども、さるべき便りもましまさず。
ある女房の参つて申しけるは、「大原山の奥、寂光院と申し候ふ所こそ、しづかに候へ」とぞ申しければ、「山里はもののさびしきことこそあるなれども、世のうきよりは住みよかんなるものを」とて、思し召したたせ給ひけり。
御輿などは、隆房卿の北の方の沙汰ありけるとかや。
 文治元年長月の末に、かの寂光院へいらせおはします。
道すがら、四方の梢のいろいろなるを御覧じ過ぎさせ給ふほどに、山陰なればにや、日もすでに暮れかかりぬ。野寺の鐘の入相の声すごく、分くる草葉の露しげみ、いとど御袖濡れ増さり、嵐はげしく、木の葉みだりがはし。空かき曇り、いつしかうちしぐれつつ、鹿の音かすかに音づれて、虫の恨みも絶え絶えなり。とにかくにとりあつめたる御心細さ、たとへやるべき方もなし。
 浦伝ひ島伝ひせし時も、さすがかくはなかりしものをと、思し召すこそ悲しけれ。岩に苔むしてさびたる所なりければ、住ままほしうぞ思し召す。露結ぶ庭の荻原霜がれて、間垣の菊の枯れ枯れに、うつろふ色を御覧じても、御身の上とやおぼしけん。仏の御前に参らせ給ひて、「天子聖霊、成等正覚、頓証菩提」と祈り申させ給ふにつけても、先帝の御面影、ひしと御身にそひて、いかならん世にか、思し召し忘れさせ給ふべき。
 さて寂光院の傍らに、方丈なる御庵室を結んで、一間をば仏所に定め、昼夜朝夕の御勤め、長時不断の御念仏、怠る事なくして、月日を送らせ給ひけり。
 かくて神無月中の五日の暮れ方に、庭に散りしく楢の葉を、踏み鳴らして聞こえければ、女院、「世をいとふ所に、何者のとひ来るやらん。あれ見よや。しのぶべき者ならば、急ぎしのばん」とて見せらるるに、小鹿の通るにてぞありける。女院、「いかに」と御尋ねあれば、大納言佐殿、涙をおさへて、
  岩根ふみ誰かはとはん楢の葉のそよぐは鹿の渡るなりけり
女院あはれに思し召し、窓の小障子この歌をにあそばし留めさせ給ひけり。
 かかるおんつれづれの中に、思し召しなぞらふる事どもは、つらき中にもあまたあり。軒に並べる植木をば、七重宝樹とかたどれり。岩間に積もる水をば、八功徳池と思し召す。無常は春の花、風に従つて散りやすく、有界は秋の月、雲にともなつて隠れやすし。昭陽殿に花をもてあそびし朝には、風来たつてにほひを散らし、長秋宮に月を詠ぜし夕べには、雲覆うて光を隠す。昔は玉楼金殿に、錦のしとねを敷き、妙なりし御住まひなりしかども、今は柴引き結ぶ草の庵、よその袂もしをれけり。


大原御幸 <文治二年>

 かかりしほどに、文治二年の春の頃、法皇、建礼門院大原の閑居の御住まひ、御覧ぜまほしう思し召されけれども、如月、弥生のほどは、風はげしく、余寒もいまだつきせず。峰の白雪消えやらで、谷のつららもうち解けず。
 春すぎ夏きたつて、北祭も過ぎしかば、法皇夜をこめて、大原の奥へぞ御幸なる。忍びの御幸なりけれども、供奉の人々、徳大寺、花山院、土御門以下、公卿六人、殿上人八人、北面少々候ひけり。
鞍馬通りの御幸なりければ、清原深養父が補陀落寺、小野皇太后宮の旧跡叡覧あつて、それより御輿に召されけり。遠山にかかる白雲は、散りにし花の形見なり。青葉に見ゆる梢には、春の名残ぞ惜しまるる。頃は卯月二十日余りの事なれば、夏草のしげみが末をわけ入らせ給ふに、始めたる御幸なれば、御覧じなれたる方もなし、人跡絶えたるほども思し召し知られてあはれなり。
 西のやまのふもとに、一宇の御堂あり。すなはち寂光院これなり。
旧う作りなせる山水木立、由あるさまの所なり。「甍やぶれては霧不断の香をたき、枢落ちては月常住の灯を挑ぐ」とも、かやうの所をや申すべき。
庭の若草しげり合ひ、青柳糸を乱りつつ、池の浮き草波にただよひ、錦をさらすかとあやまたる。中島の松にかかれる藤波の、うら紫に咲ける色、青葉まじりの遅桜、初花よりもめづらしく、岸の山吹咲き乱れ、八重たつ雲の絶え間より、山ほととぎすの一声も、君の御幸を待ち顔なり。法皇これを叡覧あつて、かうぞ思し召し続けける。
  池水に汀の桜散りしきて波の花こそ盛りなりけれ
ふりにける岩の絶え間より、落ちくる水の音さへ、故び由ある所なり。緑蘿の垣、翠黛の山、画に書くとも筆も及びがたし。
 女院の御庵室を御覧ずれば、軒には蔦、朝顔這ひかかり、忍まじりの忘れ草、瓢箪しばしば空し、草顔淵がちまたにしげし、れいでう深く鎖せり、雨原憲が枢をうるほすともいつつべし。板の葺き目もまばらにて、時雨も霜も置く露も、漏る月影に争ひて、たまるべしとも見えざりけり。
後ろは山、前は野辺、いざさ小篠に風騒ぎ、世にたたぬ身のならひとて、うきふししげき竹柱、都の方の言伝は、間遠に結へるませ垣や、はつかに事問ふものとては、峰に木伝ふ猿の声、しづが爪木の斧の音、これらが音づれならでは、正木のかづら、青つづら、くる人まれなる所なり。
 法皇、「人やある、人やある」と召されけれども、御答へ申す者もなし。はるかにあつて老い衰へたる尼一人参りたり。
「女院はいづくへ御幸なりぬるぞ」と仰せければ、「この上の山へ花摘みに入らせ給ひて候ふ」と申す。
「さやうのことにつかへ奉るべき人もなきにや、さこそ世を捨つる身といひながら、御いたはしうこそ」と仰せければ、
この尼申しけるは、「五戒十善の御果報尽きさせ給ふによつて、今かかる御目を御覧ずるにこそ候へ。捨身の行に、なじかは御身を惜しませ給ひ候ふべき。因果経には、『欲知過去因、見其現在果、欲知未来果、見其現在因』と説かれたり。過去未来の因果を悟らせ給ひなば、つやつや御嘆きあるべからず。悉達太子は、十九にて伽耶城を出で、檀特山の麓にて、木の葉を連ねて肌へを隠し、嶺にのぼりて薪を取り、谷に下りて水をむすび、難行苦行の功によつて、つひに成等正覚し給ひき」とぞ申しける。この尼の有様を御覧ずれば、身には絹布のわきもみえぬ物を結び集めてぞ着たりける。
あの有様にても、かやうのこと申す不思議さよ、と思し召し、「そもそも汝はいかなる者ぞ」と仰せければ、
この尼さめざめと泣いて、しばしは御返事にも及ばず。ややあつて、涙をおさへて申しけるは、「申すにつけて憚りおぼえ候へども、故少納言入道信西が娘、あはの内侍と申すものにて候ふなり。母は紀伊の二位、さしも御いとほしみ深うこそ候ひしに、御覧じ忘れさせ給ふにつけても、身の衰へぬるほど思ひ知られて、今さらせん方なうこそ候へ」とて、袖を顔におしあてて、しのびあへぬ様、目も当てられず。
法皇、「されば汝は、阿波内侍にてこそあんなれ。今さら御覧じ忘れけり。ただ夢とのみこそおぼしめせ」とて、御涙せきあへさせ給はず。供奉の公卿殿上人も、「不思議の尼かなと思ひたれば、理にてありけり」とぞ、おのおの申し合はれける。
 さて、あなたこなたを叡覧あるに、庭の千草露重く、籬に倒れかかりつつ、外面の小田も見えわかず。
御庵室に入らせ給ひて、障子を引きあけて御覧ずれば、一間には来迎の三尊おはします。中尊の御手には、五色の糸をかけられたり。左に普賢の画像、右には善導和尚ならびに先帝の御影をかけ、八軸の妙文、九帖の御疏も置かれたり。蘭麝の匂ひにひきかへて、香の煙ぞ立ち上る。かの浄名居士の方丈の室の中に、三万二千の床を並べ、十方の諸仏を請じ給ひけんも、かくやとぞおぼえける。障子には諸経の要文ども、色紙に書いて所々に押されたり。
その中に大江定基法師が、清涼山にして詠じたりけん、「笙歌遥か聞こゆ弧雲の上、聖衆来迎す落日の前」とも書かれたり。少しひきのけて、女院の御製とおぼしくて、
  思ひきや深山の奥にすまひして雲居の月をよそに見んとは
さて傍らを御覧ずれば、御寝所とおぼしくて、竹の御竿に麻の御衣、紙の御衾などかけられたり。さしも本朝漢土の妙なる類数を尽くして、綾羅錦繍の粧もさながら夢になりにけり。供奉の公卿殿上人も、おのおの見参らせ給ひし事どなれば、今のやうにおぼえて、皆袖をぞ絞られける。
 さるほどに、上の山より、濃き墨染の衣着たる尼二人、岩のかけ路を伝ひつつ、下りわづらひてぞ見えたりける。
法皇これを御覧じて、「あれは何者ぞ」と御尋ねあれば、老尼涙をおさへて申しけるは、「花籃肱にかけ、岩躑躅取り具して持たせ給ひたるは、女院にて渡らせ給ひ候ふなり。爪木に蕨折り具し候ふは、鳥飼中納言維実の娘、五条大納言邦綱な養子、先帝の御乳母、大納言典侍」と申しもあへず泣きけり。
法皇も世に哀れげに思し召して、御涙せきあへさせ給はず。
女院はさこそ世を捨つ御身と言ひながら、今かかる有様を見え参らせんずらん恥づかしさよ、消えも失せばやと思し召せどもかひぞなき。
宵宵ごとの閼伽の水、むすぶ袂もしをるるに、暁起きの袖の上、山路の露もしげくして、絞りやかねさせ給ひけん、山へも帰らせ給はず、御庵室へも入らせ給はず、御涙にむせばせ給ひ、あきれて立たせましましたる所に、内侍の尼参りつつ、花籃をば賜りけり。


六道 <文治二年>

 「世をいとふ御習ひ、何かは苦しう候ふべき。はやばや御対面侍うて、還御参らさせ候へ」と申しければ、女院御庵室に入らせ給ふ。
「一念の窓の前には摂取の光明を期し、十年の柴の扉には、聖衆の来迎をこそ待ちつるに、思ひの外の御幸なりける不思議さよ」とて、泣く泣く御見参ありけり。
 法皇この御有様を見参らさせ給ひて、「非想の八万劫、なほ必滅の愁へにあひ、欲界の六天、いまだ五衰の悲しみをまぬかれず。善見城の勝妙の楽、仲間禅の高台の閣、また夢の裏の果報、幻の間の楽しみ、すでに流転無窮なり。車輪のめぐるがごとし。天人の五衰の悲しみは、人間にも候ひけるものを」とぞ仰せける。「さるにても、誰か事問ひ参らせ候ふ。何事につけてもさこそ古思し召し出で候ふらめ」と仰せければ、
「いづかたよりも音信るる事も候はず。隆房、信隆の北の方より、絶え絶え申し送る事こそ候へ。その昔あの人どもの育みにてあるべしとは、つゆも思し召し寄り候はず」とて、御涙を流させ給へば、つき参らせたる女房たちも、皆袖をぞ濡らされける。
女院涙をおさへて申させ給ひけるは、「かかる身になる事は、一旦の嘆き申すに及び候はねども、後生菩提のためには、喜びとおぼえ候ふなり。たちまちに釈迦の遺弟につらなり、かたじけなく弥陀の本願に乗じて、五障三従の苦しみをのがれ、三時に六根を清め、一筋に九品の浄刹を願ふ。もつぱら一門の菩提を祈り、常は三尊の来迎を期す。いつの世にも忘れがたきは、先帝の御面影、忘れんとすれども忘られず、忍ばんとすれども忍ばれず。ただ恩愛の道ほど、悲しかりけることはなし。さればかの菩提のために、朝夕の勤め怠ること候はず。これもしかるべき善知識とおぼえ候ふ」と申させ給ひければ、
法皇仰せなりけるは、「この国は粟散辺土なりといへども、かたじけなく十善の余薫にこたへて万乗の主となり、随分一つとして心にかなはずといふ事なし。なかんづく仏法流布の世に生まれて、仏道修行の心ざしあれば、後生善所疑ひあるべからず。人間のあだなるならひ、今さら驚くべきにはあらねども、御有様見奉るに、せん方なうこそ候へ」と仰せければ、
女院かさねて申させ給ひけるは、「我が身平相国の娘として、天子の国母となりしかば、一天四海みな掌のままなり。拝礼の春のはじめより、色色の衣がへ、仏名の年の暮れ、摂以下の大臣公卿にもてなされし有様、六欲四禅の雲の上にて、八万の諸天に囲繞せられ候ふらんやうに、百官ことごとく仰がぬ者や候ひし。清涼紫宸の床の上、玉の簾の中にもてなされ、春は南殿の桜に心をとめて日を暮らし、九夏三伏のあつき日は、泉をむすびて心をなぐさめ、秋は雲の上の月を独り見んことを許されず。玄冬素雪の寒き夜は、褄を重ねて暖かにす。
長生不老の術を願ひ、蓬莱不死の薬を尋ねても、ただ久しからん事をのみ思へり。明けても暮れても、楽しみ栄えし事、天上の果報も、これには過ぎじとこそおぼえ候ひしか。
それに寿永の秋の始め、木曾義仲とかやに恐れて、一門の人々、住みなれし都をば雲居の余所に顧みて、故里を焼け野の原とうちながめ、古は名をのみ聞きし須磨より明石の浦伝ひ、さすがあはれにおぼえて、昼は漫々たる浪路を分けて袖を濡らし、夜は州崎の千鳥とともに泣き明かし、浦浦島島、由ある所を見しかども、故里の事は忘られず。
かくて寄る方なかりしは、五衰必滅の悲しみとこそおぼえ候ひしか。人間の事は、愛別離苦、怨憎会苦、ともに我が身に知られて候ふ。四苦八苦一として残る所も候はず。
 さても筑前国太宰府といふ所にて、維義とかやに九国の内をも追ひ出だされ、山野広しといへども、立ち寄り休むべき所もなし。同じ秋の末にもなりしかば、昔は九重の雲の上にて見し月を、今は八重の潮路にながめつつ、明かし暮らし候ひしほどに、神無月の頃ほひ、清経中将が、『都をば源氏がために攻め落とされ、鎮西をば維義がために追ひ出ださる。網にかかれる魚のごとし。いづくへ行かば逃るべきかは。ながらへ果つべき身にもあらず』とて、海にしづみ候ひしぞ心うき事の始めにて候ひし。
浪の上にて日を暮らし、船の中にて夜を明かす。貢物もなかりしかば、供御をそなふる事もなく、たまたま供御をそなへんとすれども、水なければ参らず。大海に浮かぶといへども、潮なれば飲む事もなし。これまた餓鬼道の苦しみとこそおぼえ候ひしか。
 かくて室山、水島所々の戦ひに勝ちしかば、人々、少し色直つて見え候ひしほどに、一の谷といふ所にて一門多く滅びし後は、直衣束帯を引きかへて、鉄を延べて身にまとひ、明けても暮れても戦よばひの声絶えざりし事、修羅の闘諍、帝釈の争ひもかくやとこそおぼえ候ひしか。一の谷を攻め落とされて後、親は子に後れ、妻は夫に別れ、沖に釣りする船をば、敵の船かと胆を消し、遠き松に群れ居る鷺をば、源氏の旗かと心を尽くす。
 さても門司、赤間の関にて戦は今日を限りと見えしかば、二位の尼申しおく事候ひき。
『男の命の生き残らん事は、千万が一もありがたし。たとひまた遠き縁はおのづから生き残りたりといふとも、我等が後生をとぶらはん事もありがたし。昔より女は殺さぬ習ひなれば、いかにもしてながらへて、主上の後世をもとぶらひ参らせ、我等が後生をも助け給へ』とかき口説き申し候ひしが、夢の心地しておぼえ候ひしほどに、風俄かに吹き、浮雲厚くたなびいて、兵心をまどはし、天運尽きて、人の力に及びがたし。
すでに今はかうと見えしかば、二位の尼先帝を抱き奉て、船ばたに出でし時、あきれたる御様にて、『尼前我をばいづちへ具してゆかんとするぞ』と仰せ候ひしかば、
いとけなき君に向かひ奉り、涙を押さへて申し候ひしは、『君は今だ知ろしめされ候はずや。先世の十善戒行の御力によつて、今万乗の主と生まれさせ給へども、悪縁に引かれて御運すでに尽きさせ給ひぬ。まづ東に向かはせ給ひて、伊勢大神宮に御暇申させ給ひ、その後西方浄土の来迎にあづからんと思し召し、西に向かはせ給ひて御念仏候ふべし。この国は心憂き境にて候へば、極楽浄土とてめでたき所へ具し参らせ候ふぞ』と、泣く泣く申し候ひしかば、山鳩色の御衣に鬢結はせ給ひて、御涙におぼれ、小さううつくしい御手を合はせ、まづ東を伏し拝み、伊勢大神宮に御暇申させ給ひ、その後西に向かはせ給ひて御念仏ありしかば、二位殿やがて抱き奉つて、海に沈みし御面影、目もくれ心も消え果てて、忘れんとすれども忘られず。忍ばんとすれども忍ばれず。残り留まる人々のをめき叫びし声、叫喚、大叫喚の炎の底の罪人も、これには過ぎじとこそおぼえ候ひしか。
 さて武士どもに捕らはれて上り候ひし時、播磨国明石の浦に着いて、ちとまどろみて候ひし夢に、昔の内裏には遥かにまさりたる所に、先帝を始め参らせて、一門の公卿殿上人、皆ゆゆしげなる礼儀にて候ひしを、『都を出でて後、かかる所は今だ見ざりつるに、ここをばいづくぞ』と問ひ候ひしかば、二位の尼とおぼえて、『龍宮城』と答へ候ひし時、『めでたかりける所かな。これには苦はなきか』と問ひ候ひしかば、『竜畜経に見えて候ふ。よくよく後世をとぶらひ給へ』と申すとおぼえて夢覚めぬ。その後はいよいよ経を読み念仏して、かの御菩提をとぶらひ奉る。これ皆六道に違はじとこそおぼえ候へ」と申させ給へば、
法皇仰せなりけるは、「異国の玄奘三蔵は、悟りの前に六道を見、我が朝の日蔵上人は、蔵王権現の御力にて、六道を見たりとこそ承れ。これほどまのあたりに御覧ぜられける御事、まことにありがたうこそ候へ」とて、御涙にむせばせ給へば、供奉の殿上人も皆袖をぞ絞られける。
女院も御涙を流させ給へば、つき参らせたる女房達も皆袖をぞ濡らされける。

御往生 <建久二年>

 さるほどに寂光院の鐘の声、今日も暮れぬと打ち知られ、夕陽西に傾けば、御名残惜しうは思しけれども、御涙を押さへて、還御ならせ給ひけり。女院は今さら古を思し召し出ださせ給ひて、忍びあへぬ御涙に袖のしがらみせきあへさせ給はず。
遥かに御覧じ送らせ給ひて、還御もやうやう延びさせ給ひければ、御本尊に向かひ奉り、「先帝聖霊、一門亡魂、成等正覚、頓証菩提」と泣く泣く祈らせ給ひけり。
昔は東に向かはせ給ひて、「伊勢大神宮、正八幡大菩薩、天子宝算千秋万歳」と申させ給ひしに、今は引きかへて、西に向かひ手を合はせ、「過去聖霊一仏浄土へ」と祈らせ給ふこそ悲しけれ。御寝所の障子にかうぞ遊ばされける。
  このごろはいつ習ひてかわが心大宮人の恋しかるらん
  いにしへも夢になりにし事なれば柴のあみ戸もひさしからじな
御幸の御供に候はれける、徳大寺の左大将実定公、御庵室の柱に書きつけられけるとかや。
  いにしへは月にたとへし君なれどその光なき深山辺の里
来し方行く末の事ども思し召し続けて、御涙にむせばせ給ふ。折しも山ほととぎすの音づれければ、女院、
  いざさらば涙くらべんほととぎす我もうき世に音をのみぞ泣く
 そもそも壇浦にて、生きながら捕はれし人々は、大路を渡して首を刎ねられ、妻子に離れて遠流せらる。
池大納言のほかは、一人も命を生けられず、都に置かず。されど四十四人の女房達の御事は、沙汰にも及ばざりしかば、親類に従ひ、所縁についてぞおはしける。上は玉の簾の中までも風静かなる家もなく、下は柴の枢のもとまでも、塵をさまれる宿もなし。枕を並べし妹背も、雲居のよそにぞなりはつる。
養ひたてし親子も、行き方知らず別れけり。忍ぶ思ひは尽きせねども、歎きながらもさてこそ過ごされけれ。
これはただ入道相国、一天四海を掌に握つて、上は一人をも恐れず、下は万民をも顧みず、死罪、流刑思ふ様に行ひ、世をも人をも憚られざりしが致す所なり。父祖の罪業は子孫に報ふといふ事疑ひなしとぞ見えたりける。
 かくて年月を過ごさせ給ふほどに、女院御心地ならず渡らせ給ひしかば、中尊の御手の五色の糸をひかへつつ、「南無西方極楽世界教主弥陀如来、必ず引摂し給へ」とて、御念仏ありしかば、大納言佐の局、阿波内侍、左右に候ひて、今を限りの悲しさに、声も惜しまず泣き叫ぶ。御念仏の声、やうやう弱らせましましければ、西に紫雲たなびき、異香室に満ち、音楽空に聞こゆ。
限りある御事なれば、建久二年二月の中旬に、一期遂に終はらせ給ひけり。
きさいの宮の御位より片時も離れ参らせずして候ひなれ給ひしかば、御臨終の御時、別れ路に迷ひしもやる方なくぞおぼえける。この女房達は、昔の草のゆかりも果てて、寄る方もなき身なれども、折々の御仏事営み給ふぞあはれなる。遂にかの人々は、竜女が正覚の跡を追ひ、韋提希夫人のごとくに、皆往生の素懐を遂げけるとぞ聞こえし。


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初秋の京都大原散策 vol.1 [お出かけ《犬連れ京都》]

一週間も休んでしまい申し訳ありません┏○ペコ
にもかかわらず、たくさんのアクセスありがとうございました。

実家から戻るのが延びたのと、この度の欧州金融危機のドタバタで仕事の方で神経の休まる暇がなく、ここ数週間ずっと胃がキリキリする日々が続き、とうとうちょっと体の方に疲れが出てきてしまいました。ブログの方もしばらくは更新が不定期になるかと思いますが、どうかご容赦いただければと思います。

さて、先週の連休最終日に

きょうと~おおはらさん・ぜん・いん。。。♪♪♪
の大原へ気持ちのいい秋の午後、紅葉前の下見にとふらっと行ってきました(*^。^*)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-143566.html
(詳細ルート地図と高低差が確認できます。)
日時:2011/10/10(祝)
出発時刻/高度: 12:00 / 236m
到着時刻/高度: 16:45 / 235m
合計時間: 4時間45分
合計距離: 10.41km
最高点の標高: 397m
最低点の標高: 205m
累積標高(上り): 393m
累積標高(下り): 390m

駐車場:三千院近くの民間駐車場¥400
(三千院の駐車場はありませんが、民間駐車場はたくさんあります。)

京都市中から北へ約12km、高野川に沿って鯖街道と呼ばれた若狭街道をしばらく走ると、
やがて今もなおのどかな田園風景が広がる大原の里へ辿り着きます。
地理的には比叡山の北西山麓になり、京洛の貴族や比叡山の僧侶などが多く隠棲したことから、山間には幾つもの天台宗の寺院が残っているところです。

鯖街道R367沿いにあるファミリーマートを過ぎてすぐ右斜めに入り、しばらく行ったところにあった駐車場(¥400)に車を駐め、そこから歩いて三千院へ。

駐車場は結構たくさんあり、私たちが駐めた駐車場は¥400で、
次の駐車場からは¥500でちょっと得した気分でしたが、
参道に一番奥の一番近い駐車場も¥400でまだ空きもありちょっとがっかりw

400mほど歩くと「三千院門跡」と書かれた石碑のある参道入口に着きました。
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参道左手には小綺麗な和風カフェがそれぞれ主張し過ぎず品よく軒を連ねていて、
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なかなかイイカンジでした♪

三千院は、古くは梶井門跡と呼ばれていて、
明治になってから三千院と呼ばれるようになったそうです。

そして、山門に到着。
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こんな山里なのに結構な人出で、びっくり\(◎o◎)/!

と、私たちも記念写真をパチリ☆彡
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この山門は、2003年に竣功されたものです。
ちなみに、なぜ「門」なのに「門跡」と書いてあるかご存知ですか?

ご存知の方も多いと思いますが、門跡(もんせき、もんぜき)は、皇族や貴族が出家して住職を務める寺院のことで、寺格の一つなんです。

このような門跡はたくさんあり、平等院や知恩院、醍醐寺三宝院なども門跡にあたります。
三千院は、元永元年(1118)堀川天皇第二皇子・最雲法親王が梶井宮に入室されて門跡寺院となったそうで、妙法院、青蓮院、曼殊院、毘沙門堂とともに天台宗五箇室門跡のひとつとして歴代の天台座主を輩出してきた数ある寺院の中でも大変格式の高い寺院なんです。
開祖は天台宗を開いた最澄上人です。

とまぁ、そんな格式の高い寺院にワンコが入れるわけなく・・・( ̄▼ ̄||)
トホホですが三千院は山門のみとなりました。

天台宗のお寺は、総本山の延暦寺は堂内以外はワンコ散歩OKなのに、
なぜか総じて全面犬禁が多いように感じます。というわけで、三千院近くの天台宗の寺院は、
残念ながらほぼ犬禁なんです('ェ`)

優美な苔生す三千院の境内のご紹介は、《お出かけ人間だけ大原編》でまたいつかということで・・・(´-∀-`;)

三千院には、山の西斜面に建てられていて、境内を挟んで流れる2つの川があります。
南側(参道入口)の川が呂川(ろせん)、北側の川が律川(りつせん)といい、
この2つの川の名は音楽の調子を合わせる「呂律(りょうりつ)」から名づけられているそうです。

その律川に架かる未明橋。
(ちなみに呂川に架かる橋は魚山橋と言います。)
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この橋を渡ると、後鳥羽天皇と順徳天皇の御陵がありました。
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後鳥羽上皇、順徳天皇と言えば、1221年の承久の乱ですね。
後鳥羽上皇は隠岐へ、順徳天皇は佐渡へ配流されたまま亡くなられたと記憶していましたが、
きちんと御陵があったんですね。

この日は、祝日だったので鉄扉が閉まっていて入ることができませんでした。
(平日ならば中へ入ることができるようです)
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この宮内庁の看板は天智天皇陵でも見ました(^_-)-☆
どこも御陵は同様の管理みたいですね。

この御陵を過ぎると大原問答で有名な勝林院がありました。
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長和2年(1013)に寂源上人が中興し、六時行道を修め、以来僧侶たちが仏法を論じる
研修道場として栄えたところだそうです。

整然とした印象のこげ茶色の葺きの屋根に、一際青く苔生す前庭は、かつて声明の音に揺るがされたことが嘘のように、今は殊更静かで優しい佇まいを見せていました。

というのも、拝観料の関係だと思うのですがw

ここ大原では、三千院(¥700)と寂光院(¥600)は必見。
宝泉院(茶菓付¥800)も結構な人気らしいので行ってみたい。
と、この3寺院で合計もう¥2100\(◎o◎)/!

後は、人気順に重文指定の仏像がある来迎院(¥400)、実光院(茶菓付¥600)、勝林院(¥300)なのだそうですが、特に勝林院は、写真のようにほとんど境内が見えるので、観光客の多くは「ここから見たら、もういいか」と、隣の宝泉院の方へ行ってしまうようです。

また、大原問答《1186年(文治2)顕真僧正(天台座主第61世)が叡山黒谷に籠っていた法然上人を招き、笠置寺の貞慶上人、東大寺の重源など当時の宗教界を代表する学僧たちとともに、浄土教について一問一答の論議をした。法然上人が阿弥陀の本願が来世の凡夫を救うことを論述したとき、本尊の手から光明を放ったことから、「証拠阿弥陀如来」と称し、本堂も「証拠堂」と呼ばれたという。 》が行われた本堂も、1736年(享保21)に「証拠阿弥陀仏如来」とともに焼失してしまい、1778年(安永7)に再建されたものなので、実際確かにうーんというところです(´-∀-`;)

で、勝林院を通り過ぎ、趣きのある小径をそぞろ行くと、
IMG_5204.JPG
大原三番人気寺院の宝泉院に辿り着きます。
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この宝泉院は、額縁に見立てた額縁庭園が有名で、その中に富士山をかたちどった樹齢500年の五葉松があり、赤い毛氈に座ってお抹茶とお菓子をいただきながら、ゆっくりそのお庭を眺められるそうです。《お出かけ人間だけ大原編》でも、ぜひともゆっくり訪れたいところです。
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まぁ、でも、今回はwithカレンちゃんなので、門前で記念写真だけ~^^

そのまま三千院方面には戻らずに、小川に沿って下り
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野辺を歩いていたら、こんなかわいらしいお地蔵さまが♡♡♡
なんとも“あぁ、大原~”って感じですよね~。
地元の皆さんが今も変わらず大事にされているんですね。
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見るだけでなんだかうれしくなってきてしまいました(*^。^*)
寂光院への野辺道には、秋桜畑がたくさんあり、
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まだほとんど咲いていませんでしたが、ところどころでちょっと早咲きちゃんたちが、
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可憐な姿を見せてくれていました~ヽ(^。^)ノ
秋桜の色って、ほんとなんてなんて“かれん”なんでしょうね~(ノ∀\*)キャ

                            (たぶん明日に続く(;^ω^))
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伏見稲荷大社 vol.3 ~慈悲は平和を、歓喜は健康を、感謝は繁栄を生みます~ [お出かけ《犬連れ京都》]

またまた昨日の続きからですが、朱の回廊はまだまだ続いて行きます。

奥社奉拝所からは急に人も少なくなってくる所為か、
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一つ一つの鳥居に込められている人々の様々な願いや感謝の他、
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一筋縄ではいかない執念というか怨念というかそういう類いのものも、
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稲荷山全体が神域として、そのエネルギーを増幅させているような感じがします。

ので、奥社奉拝所から上は、
少し心が病んでいるような時はあまり行かれない方がいいかもしれません。

また、三ツ辻から上には、「お塚」と呼ばれる幕末から明治にかけて個人が石に神名を刻み山中に置き、神を「迎えて」そこで祭祀を行なった石碑が一万基以上あります。
(もちろん現在は禁止されています)
800px-Hushimi-inari-taisha_otsuka3.jpg
この石碑は、神が一時的に憑依する媒体としての岩石なので、その中には異形の神が下りたものもあるかもしれませんので、間違っても手をかざしたり触ったりされませんように・・・(´゚∀゚`;)

と、変な方向に話は逸れてしまいましたが、

稲荷山自体はすばらしいパワースポットで、稲荷大神への感謝のエネルギーに満ちていて、
私自身はすごくパワーをいただいて帰ってきました\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!

慈悲は平和を、歓喜は健康を、感謝は繁栄を生みます。

故に、全国に約3万社以上もの分社ができ、綿々と1300年もの間人々に厚く信仰されてきたのだと思います。

ただ、同じ商売繁盛の福神えびす様の総本山西宮神社などと比べると、お山の中に入るとかなり負のエネルギーも感じてしまう私です。

人間の欲望の底知れなさ故ですかね(´-∀-`;)

さて、
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四ツ辻までくるとかなり体力を消耗するのですが、
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お茶屋さんとベンチが多数あり、みなさんここで一息つかれていて、
私たちもゆっくりと休憩しました♪

ここから一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰と巡ってくるのに小一時間はゆうにかかります。
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順路は、時計回りなのでお間違えないように・・・。

途中、御膳谷奉拝所、薬力社、おせき社、御剱社などがあり、
山頂近くまでくると、鳥居の間隔も広くなってきます。
IMG_5126.JPG
この階段を登れば、もうすぐ一ノ峰(山頂233m)です!

こちらが一ノ峰(上社)で、大宮能売大神(おおみやのめのおおみかみ)が祀られています。
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上社は末広大神の名でも信仰されています。
神蹟の裏には、ご神体なるべく大きな磐座(いわくら)があります。

ニノ峰(中社)には佐田彦大神(さたひこのおおみかみ)が、
三ノ峰(下社)宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおみかみ)が祀られていています。

一ノ峰を過ぎると鳥居の裏が見えるようになり、
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奉納された年月日と住所と名前が書かれてあり、なかなか飽きないです(* ̄m ̄)

そうして四ツ辻までまた戻ってくるのですが、
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四ツ辻からはこんな感じで京都市街が見渡せます。

四ツ辻では、ソフトクリームをカレンちゃんと一緒に食べました(*^。^*)
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「ソフトクリーム、もっとプリーズ♡♡♡」         「うま~♡♡♡」

もうすっかり夕方になってしまっていて、千本鳥居がライトアップされていました。
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ライトアップされるとあったので竹筒の中にろうそくかと思いきや、
電池式LEDライトでした∑(゚ω゚ノ)ノ オオッ

外拝殿が夕日に照らされて綺麗でした~・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
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カレンちゃんと一緒にまたまた記念撮影。
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すばらしい夕日を眺めつつ・・・
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記念すべきご鎮座1300年の奉祝大祭の日に、
すばらしい稲荷詣でができましたこと、本当に感謝感謝の一日でした┏○ペコ

ビバ!伏見稲荷大社\(◎o◎)/!

まだまだご紹介できていないところもありますが、今回は一先ずこのへんで。
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伏見稲荷大社 vol.2 [お出かけ《犬連れ京都》]

さて昨日の続きからですが、
inarimap.jpg
稲荷山全体はこんな感じになっています。

この奥宮横の鳥居の回廊から奥社奉拝所までの間は
IMG_5092.JPG
鳥居の間隔が狭く「千本鳥居」と呼ばれていて、
伏見稲荷といえばこの千本鳥居を思い浮かべる方も多いかと思います。

途中、二叉に別れ結局同じところに出るのですが、
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出口も見えないこの分かれ道、
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幻想的な情景ながら、何とも暗示的に人生の決断を迫られ、
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毎回、神妙な心持ちでちょっとドキドキしながら歩くことになる私です┣¨キ(*゚Д゚*)┣¨キ

それにしても、こんなところをカレンちゃんと歩けるなんてまさに奇跡ですね\(◎o◎)/!

千本鳥居を抜けると、そこが奥社奉拝所(奥の院)になっています。
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この奥社奉拝所はお山を遥拝するところで、
稲荷山三ケ峰はちょうどこの社殿の背後に位置しています。

また、奥社の真後ろにしめ縄が架けられたとても大切そうに祀られている石があるのですが、
この御石に宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおみかみ)がおられると信じられています。
(もったいなくて写真に撮ることはできませんでした。)

さて、その御石とは別に、奉拝所の右側後に一対の石灯篭があります。
有名な「おもかる石」と呼ばれているもので、
IMG_5103.JPG
この灯篭の前で願い事の成就を念じて、石灯篭の空輪(頭)を持ち上げ、そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶い難いとする試し石なんです\(◎o◎)/!

さてさて、パパもママももちろんチャレンジしてみましたよ~(;^ω^)

お賽銭を入れ、灯籠の前で願い事を念じ「えい!」と持ち上げてみましたが・・・
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「ムムムッ~、おっも~い!!!」(´-∀-`;) 
超非力なママも何とか持ち上げることはできましたが、
思ったより重かったような軽かったような・・・(・・? ヤッパリオモカッタカ・・・

結構ひょいっと持ち上げていたパパに笑われながら、
でもこれって絶対男の人の方が有利じゃないの~(*`З´*)と思った私ですw

そのパパが、珍しくおみくじを引くというので、引いてみると・・・
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なんと『大大吉』でした\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!

パパもママも初めて見た「大大吉」にもうやんややんやで大興奮゚+。ヤッタァ★(o゚∀`从'∀゚o)★ヤッタァ。+゚ そのそばでカレンちゃんが不思議そうに見ていましたwww

そうそう、伏見稲荷は絵馬ではなく絵狐なんですよ~♡
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且つ、絵狐さんのお顔は自分で書くんです。いろんな顔を見るだけでも楽しいです♪

そしてまだまだ「お山めぐり」は続いて行きます~。
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                                    (明日に続く!
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伏見稲荷大社 vol.1 [お出かけ《犬連れ京都》]

3連休はまさに行楽日和でしたねヾ(*´∀`*)ノ

連休の初日(10/8)に、御鎮座1300年奉祝記念大祭(10/7~10)が行われている
伏見稲荷大社に行ってきましたヽ(^。^)ノ

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 「~五千基以上もの鳥居が並ぶ朱の回廊
 五穀豊穣を司る農業神、稲荷大神
 人々の願いが連なる信仰の起源 稲荷山~」

和銅4年(711年)伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受けて、
伊奈利山(稲荷山)の三ケ峰に三柱の神を祀ったのを起源とし、
今年(2011年)に、稲荷大神御鎮座1300年を迎えました。

ご祭神は、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおみかみ)、佐田彦大神(さたひこのおおみかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおみかみ)、田中大神(たなかのおおみかみ)です。

「お稲荷さん」は全国に3万社以上もあると言われ、その総本宮が伏見稲荷大社です。

通常なら境内にある駐車場は無料なのですが、今日は大祭があり一般車両は駐められず、
近くのコインパーキングに駐めました。

ママは3回目、パパとカレンちゃんは初めての稲荷詣でです♪
伏見稲荷大社は全山ワンコ散歩OKなんです~ヽ(^。^)ノ

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抜けるような青空に、なんと朱色の鳥居の映えること\(^o^)/
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で、いつもの記念写真(;^ω^)スミマセン・・・

さすが総事業費40億円を掛けた修繕事業。参道もものすごく綺麗になっています。
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昨年12月に竣功したばかりの楼門。朱色がほんとにすばらしいです!
(手前にある竹の棒は、大祭の為のライトアップ用のものです)
IMG_5077.JPG
稲荷大神様のお使い白狐=“びゃっこさん”のお出迎えです~。
(“白”という字が使われていますが、ほんとは“透明”なんだそうです∑(゚ω゚ノ)ノ)

外拝殿、その向こうに見えるのが本殿。
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本殿横に天皇陛下はじめ皇族の方たちからのご奉納の立札がありました。
IMG_5080.JPG
ちょうど本殿で奉祝大祭の式典中でしたので、本殿の写真は申し訳なくて撮れませんでした。

さて、本殿への参拝を済ませた私たちは、「お山めぐり」へと向かいます。

本殿の参拝後、「お山めぐり」をするのが本来の稲荷詣でなんですよ。
それを、1300年の大祭の時にできるとは、なんて幸せなんでしょう~(*⌒ヮ⌒*)ゞ
感謝感謝です♪♪♪

お山めぐりは、一回りが約4km、所要時間の2時間と立看板には書かれていますが、
実際には、各社にお参りしたり休憩したりするので、3時間くらいはかかると思います。
ただ、現在はほとんどが舗装されている階段なので、ピンヒールでなければ十分登れると思います。私も今回は、6cmくらいのヒールのブーツでしたが、大丈夫でした(*^。^*)

「枕草子」にも、清少納言がこの「お山めぐり」した時のことが書かれていて、

張り切って2月の初午の日の夜明けに出発してお山めぐりに出発したけれど、中ノ社のあたりにさしかかるともう苦しくて、「なんとか上ノ社までお参りしたいものだ」と祈りながら登っていくも、気づけばもう巳の刻(午前10時頃)。暑くさえ感じるようになってきて、泣きそうになりながらもうどうしようもないと思って休憩していると、年の頃40くらいの女性が通り過ぎ、すれ違った知人らしき人に「今日は7回巡るつもりです。もう3回巡ったからあと4回くらい何でもありませんよ」と告げて、さっさと登っていった。それを見た清少納言は非常に羨ましく思ったという話なんです(´-∀-`;)

なんか清少納言さんって、かわいいですよね♡
と、いうことで、カレンちゃん一行も頑張って登りましょう~♪

この鳥居からが「お山めぐり」のスタートです\(^o^)/
IMG_5084.JPG
初めが玉山稲荷社で、こちらは平成18年2月に修復工事竣功しました。
IMG_5085.JPG
右の石段を上ると正面に奥宮があります。(平成20年12月修復工事竣功)
IMG_5090.JPG
(この左横に白狐社があり、こちらも同20年12月修復工事竣功)
脱サラパパは、一社一社、いつにもまして真剣ですw

さぁ、いよいよ5000基以上もある鳥居の回廊の中へと出発です。
IMG_5092.JPG
この鳥居は、江戸時代以降から参詣客によって奉納されたもので、
IMG_5096.JPG
一つ一つに願いが込められているんですよね。

                                    (明日に続く!
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夏の終わりに哲学の道へ 木陰率30% [お出かけ《犬連れ京都》]

今更、私が紹介するまでもないのですが・・・(;^ω^)

哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたと言われる哲学の道。元々は「思索の小径」と呼ばれていたものが、いつしか「哲学の道」と呼ばれるようになったそうです。
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今一つ納得いかない《日本の道百選》の一つでもありますw

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その道の中ほどに、法然院へ上がる道の角、西田幾多郎が詠んだ歌碑がひっそりとあります。
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「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」

そんな言葉を胸に
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そぞろに
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法然院へ上がり、
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その山門をくぐって
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草庵を愛で、文人たちを偲びながら(法然院の墓地には文学者・谷崎潤一郎、画家・福田平八郎、経済学者・河上肇、哲学者・九鬼周造などのお墓があるそうです。)
(境内ワンコ抱っこすればOK)
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安楽寺まで歩き、
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また哲学の道に戻って
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ブラブラと
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南禅寺(境内ワンコ散歩OK)を散歩するのが
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私たちのお気に入りのコースです(*⌒ヮ⌒*)ゞ

南禅寺も法然院も安楽寺も拝観料は無料(南禅寺は一部必要)で、
且つ、十分に古都京都の良さが堪能できるすばらしい散歩道だと思います。

実際のところ、春と秋は本当にたくさんの人がぞろぞろで、
とても思索に耽る気分ではなくなるので、人もまばらでツクツクボウシを聞きながらの今からの時期が結構お薦めかもです♡(今年はまだツクツクボウシは鳴いてないですがw)

また、駐車場ですが、銀閣寺が一番安い(1回800円)のですが大体いつも満車なので、
岡崎公園市営駐車場(1日最大1200円)かウェスティンホテル京都(1日最大1500円)に私たちは停めています。

そんな哲学の道ですが、6月に蛍も見れるんですよ\(◎o◎)/!

《6/11撮影、若王子神社側の方がたくさんいました》

さすが、ビバ京都です!\(^o^)/
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夏の大文字山登山《蹴上~日向大神宮~大文字山頂465.4m~銀閣寺~哲学の道~南禅寺~蹴上インクライン》 木陰率70% [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は、送り火までに登っておきたかった大文字山へ行ってきましたヽ(^。^)ノ

大文字山には初めて登りましたが、火床(ひどこ)からの景色は想像以上に素晴らしく、
本当に感動しました~\(^o^)/

銀閣寺からだと、火床(標高は300mちょっと)までは階段と整備された道なので(延々続く階段はちょっと急でしんどいとは思いますがw)、ピンヒールでなければ十分登れると思いますので、まだ登られたことがない方はぜひ一度火床まで登られることをお薦めしたいです♡

山に入るとほとんどが木陰ですが、哲学の道から南禅寺へ向かう道は、16:30でしたが、まだかなりアスファルトに熱があって、ちょっとカレンちゃんにはかわいそうでした。
(でも抱くと、降りる降りるとうるさいので、カレンちゃんは歩きましたがw)

駐車場の位置で左回りのルートにしましたが、結果的には、火床からの景色の感動度と体力の消耗度を考慮すると、今回のルートがよかったように思います(^o^)!

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-123862.html
(詳細ルート地図と高低差グラフが確認できます)
出発時刻/高度: 11:45 / 87m
到着時刻/高度: 17:00 / 86m
合計時間: 5時間15分
合計距離: 9.67km
最高点の標高: 446m
最低点の標高: 59m
累積標高(上り): 450m
累積標高(下り): 468m

駐車場:ウェスティンホテル京都¥1500

今日も、寝坊したカレンちゃん一行様はお昼前出発となりw、銀閣寺の駐車場がいっぱいで停められず、南禅寺は高すぎるので、仕方ないので、南禅寺向かいのウェスティンホテルの駐車場に停めました。(ホテルにワンコは入れられないので、私とカレンちゃんは手前で降りて、インクラインの公園で待っていました。)

11:45 駐車場出発

12:00 日向大神宮に到着。
カレンちゃんは、また入口近くの木陰につないで、外宮、内宮へと参拝させていただきました。

やっぱり、ここは、ものすごく空気が違う~\(◎o◎)/!
特に内宮はびっくりするほどのあらたかさです。

今日はそのまま「天の岩戸」へ行ってみることにしました。
内宮から左へ、南禅寺へ抜ける道をもう少し登ると3分ほどで「天の岩戸」と名付けられた岩穴があります。
IMG_3746.JPG
人工的に穴を掘ってトンネルのようにくぐり抜けることができるようになっていて、中には戸隠神社の祠が祭られており、この岩戸くぐりをすれば開運厄除ということです。

ん~、でも、この岩戸には私的にはパワーなるものはあまり感じませんでしたが・・・(´-∀-`;)
(すみませんっ。あくまで私感ですので読み流してください・・・汗)

(日向大神宮の由緒等の解説は、「夏の琵琶湖疎水vol.1」に少し書いてあります♪)

カレンちゃんのところまで戻り、いざ!大文字山へ~。
IMG_3624.JPG
またこちらのありがたい階段を登っていきます(^o^)

前回、撮れなかった急坂。
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これをサンダルで下ったかと思うと、よくケガしなかったものだとしみじみ思いました(;^ω^)

ほとんどすれ違う人もいないので、カレンちゃんもノーリード♪
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「人間、おっそ~い(^O^)」とお嬢さんは得意げ。

この急坂が気に入ったのか、カレンちゃんは登って降りてまた登ってと、
4WDの威力を発揮していました。
でも、パパのペッピリ腰は確かに笑えるよね~(@´゚艸`)

この急坂を登ると、しばらくは歩きやすい道が続きます。
IMG_3647.JPG
カレンちゃん、木陰は涼しいね~♪

カレンちゃんは、先に行って帰ってまた行ってと、
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人間の3倍以上は走ってますъ(゚Д゚)っ

「人間、はやくぅ~」
IMG_3639.JPG
いや、もうお腹がぺこぺこで、ママは元気が・・・_| ̄|○

お弁当を食べるいいところがあるかな~と心配していたら、
山科の市街が見渡せるところに丸太ベンチを設置してくださっていて、
ここでゆっくりお昼にしました(*^。^*)
IMG_3660.JPG
京都一周トレイル39番と40番の間、日向大神宮から45分くらいのところです。
草も刈って下さっていて、虫もいないし、とても気持ちいいところでした。
(右下に映っているのが、その丸太。後ろにもう1本あります。)

ビバ!京都一周トレイル。

さぁ、腹ごしらえもバッチリで、大文字山山頂へ。
IMG_3672.JPG
ガンバァ━━(`・д・´)ノ━━!!

この後から、結構、人通りが出てきて、カレンちゃんはリードを付けました。

14:15 大文字山山頂465.4mに到着\(~o~)/
ZgZ20.jpg
ちょっともやっていましたが、京都市街が見渡せて気持ちいい~♡

ここで出会った、仙人のようなおじいさんに京都の山について20分くらい色々教えていただき、京都の山の魅力をまた認識。おじいさん、私たちが2時間以上かけて登ってきた道を、1時間ほどで来られたそう。おじいさん、元気すぎ~Σ(=゚ω゚=ノ)ノ
ただ、話がマニアックすぎて、せっかく教えて下さっているのですが、
半分くらいはちんぷんかんぷんでした(´-∀-`;) 

そして、そこからちょっと急なすり鉢状の道を下って、30分くらいで大文字の火床へ。
IMG_3694.JPG
山道から逸れて、木立を抜けると・・・。

いきなり視界が180度スカーーーーーーーッと開けて、
うわ~、すっご~~~~~~い\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
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山頂以外全くと言っていいほどの眺望のない山道を歩いてきた分、この開放感は、何とも言えないくらいの気持ち良さです~!(^o^)!

そして、一望どころの騒ぎじゃない一望さとは何たるや~w\(◎o◎)/!
IMG_3708.JPG
カレンちゃんも、何気に絵になってるような~(^m^)

周囲の山々と京都市内がまるで箱庭のように見え、京都初心者の私たちは地図と見比べて、あれがどこでそれがあれと、楽しかったです。今日は、ちょっともやっていましたが、冬の澄んだ空気だと京橋の高層ビルが(昔は大阪城の天守閣)が見えるのだそうです。

ここでも、京都人らしき素敵なおじさまから色々と教えていただきました┏○ペコ

これが、大の字の人の一番上の部分の火床。
IMG_3696.JPG
これは、熱に強い大谷石だそうで、ここに松割木(赤松)と松葉を順に井げたに数段組まれ、その上にまた市民から志納された護摩木を積上げるのだそうです。

私たちでも志納できるそうで、受付寺院は、銀閣寺、金閣寺、西方寺、化野念仏寺などで、詳しい日程と時間は「五山送り火」HPにて確認ください。
私たちも納めてみようかな~(^m^)

以下、「五山送り火」HPより
8月16日夏の夜空をいろどる五山送り火。   祇園祭とともに京都の夏を代表する風物詩の一つである。   この送り火としては東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知られ、それゆえ送り火の代名詞のごとくいわれているが、そのほかに金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)・東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、及び嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これらが、同夜相前後して点火され、これを五山送り火とよんでいる。   大文字に代表される送り火の起源についてそれぞれ俗説はあるものの不思議と確実なことはわかっていない。   まず、送り火そのものは、ふたたび冥府にかえる精霊を送るという意味をもつ宗教的行事であるが、これが一般庶民も含めた年中行事として定着するようになるのは室町から江戸時代以後のことであるといわれている。古くは旧暦7月16日の夜、松明の火を空に投げ上げて虚空を行く霊を見送るという風習を記した史料がある。これに対して現在の五山の送り火は山において点火されるという精霊送りの形態をとっている。 《大文字~東山如意ヶ嶽》 先祖の霊や生存する人の無病息災等が記された護摩木(割木)が送り火の点火資材として当日山上へ運ばれる。当夜7時から山上の弘法大師堂でお灯明がともされ、般若心経があげられる。その後、このお灯明を親火に移し、合図により一斉に送り火が点火される。
東山如意ヶ嶽というのが、今回私たちが登った大文字山です。

ちなみに、保存会の人たちのボランティアのお仕事は、赤松の選定と伐採から始まり、その後、薪割り、松葉の採取、そして乾燥と運搬(1年以上乾燥させるので、今年使われる薪は去年のものだそうです)、毎年2月初旬からずっとあるそうです(´゚Д゚`)!!

すばらしいけれど、大変そうです~。
保存会の方々(5町47世帯)には頭が下がりますね。┏○ペコ-----

大の部分の草もきれいに刈られています。
IMG_3710.JPG
思った以上にきつい斜度です。
送り火の薪や松葉やワラは、途中まではリフト(ヤンマーさんが寄付されたそうです)ですが、そこからは人力でバケツリレーのようにして運ばれるとか。火床は全部で75、薪数600束、松葉100束、麦ワラ100束あるそうです∑(゚ω゚ノ)ノ

これが金尾(かなわ)と呼ばれる大の字の中心部分。
IMG_3713.JPG
このすぐ前に、御堂があり弘法大師が祀られていました。

で、この大の字。
テレビで見ると左右対称ではないのは、見る角度によってなんだろうと思っていましたが、火床自体がもともと全然左右対称には設定されてないということに気が付きました。
横一は右側+2火床、右払いは+7火床です∑(゚ω゚ノ)ノ
画一的な左右対称に慣れてしまっている私には、何だか筆の時代の人たちの美意識を垣間見た気がしました。

テレビの中のニュースだった大文字の送り火がかなり身近になった気がして、この火床を後にしました(*^。^*)

ビバ!京都。
ビバ!大文字山。
ビバ!五山送り火。

火床から銀閣寺までは、山の中はほぼずっと(急ですがw)階段がつけられています。
これも送り火の準備に整備されて来たものなんでしょうね。
(この道も撮りたかったのですが、先程のおじさまとずっと一緒に送り火のことを色々教えていただきながらの下山となり、撮れませんでした)

山を下りてすぐのところのあった大文字川横の岩清水。
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通年を通して9℃だそうで、冷たくてすごく美味しかったです~♡

そして、
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銀閣寺前で、待望のソフトクリームをカレンちゃんと食べ、

哲学の道をひたすら歩き、
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(街中は外れでも結構暑かった・・・(ノ∀`)・゚・。)

途中、たまらず休憩。
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カレンちゃんは、氷3つもらってゴキゲン♪

ニャンコちゃんたちも木陰で仲良くお昼寝。
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っていうか、そんなに引っ付いていたら、暑くないのかな???^^;

やっと南禅寺に到着。今年に入ってもう三度目。
(南禅寺も境内ワンコ散歩OK!です)
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「絶景かな~」の三門。
やっぱり南禅寺は落ち着く~(*^。^*)

水路閣はほんとに何度来ても素敵ですね~。
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・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

涼しい疎水分線を歩いて、蹴上インクラインへ。
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と、蹴上発電所取水口のところでなんか動いている~。
IMG_3740.JPG
よく見ると、藻がベルトコンベアーに乗せられて運ばれていましたw

下の方を見ると、大きなトロッコに山のような藻が。
IMG_3743.JPG
琵琶湖では、夏には定期的に切削船で藻切りをしていて、自宅近くの藻がかなりなくなったなーと思っていたら、こんなところに迷惑をかけていたなんて・・・(;^ω^)

そして、これが、
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前回撮り忘れた、琵琶湖疏水工事を手掛けた田辺朔郎氏の銅像。
その偉業に、思わず手を合わせたくなりました。
(琵琶湖疏水と田辺朔郎氏のことは、ぜひ「夏の琵琶湖疎水vol.1」で!)

17:00 ウェスティンホテル駐車場到着。

ビバ!京都。
ビバ!大文字山。
ビバ!五山送り火。

8/16の送り火当日がとても楽しみです(*^。^*)

ありがとう、自然。
ありがとう、京都。
ありがとう、送り火保存会の方々。

今回もすばらしい山行きになったことに、感謝感謝でした~┏○ペコ
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夏の琵琶湖疎水vol.2《山科疎水:一燈園~永興寺下》 木陰率85% [お出かけ《犬連れ京都》]

連休のなか日は、実家へ用事で帰る予定でしたがキャンセルになったので、カレンちゃんが昨日の疲れもなんのその、どこかへ行く気漫々なので、この炎天下でも涼しくロングお散歩できるところをと、先週全部行けなかった琵琶湖疏水(※)の東山自然緑地ジョギングコースの木陰を散歩してきました。

「夏の琵琶湖疎水vol.1《天智天皇陵~峠越え~日向大神宮~蹴上インクライン~南禅寺》木陰率90%」はこちらから。

yamasina_p233.jpg

※琵琶湖疏水は、第3代京都府知事が京都活性化のために、琵琶湖の水を京都まで引き、水運や灌漑用水のほか、工業用の動力として使おうと打ち出した計画で、その工事を大学を卒業してすぐの弱冠23歳の田邉朔郎(たなべさくろう)を責任者に起用して、明治18年(1885年)に始まり、2436メートルの長いトンネルもほとんど人力で掘り進めるなど、難航を極めながら約5年の歳月をかけて明治23年(1890年)に完成。現在は京都市に上水を供給するのが主たる目的となっています。他にも、無鄰菴や平安神宮、瓢亭、菊水、何有荘、円山公園をはじめとする東山の庭園、京都御所や東本願寺の防火用水としても利用されています。疏水百選の一つ。

今日の京都の気温は35℃でしたが、疎水沿いの道はずっと木陰で、高低差もほとんどないので、快適にお散歩できました(*^。^*) 
ここは桜の名所として有名ですが、勢いよく流れる疎水の水を横に見て、鳥のさえずりを聞きながら、時折吹く涼やかな風を肌に感じての夏の散歩道としても、とても素敵なところでした。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122303.html
(詳細ルート地図と高低差が確認できます。)
出発時刻/高度: 14:00 / 67m
到着時刻/高度: 17:00 / 67m
合計時間: 3時間0分
合計距離: 7.81km
最高点の標高: 109m
最低点の標高: 67m
累積標高(上り): 223m
累積標高(下り): 215m

駐車場:タイムズ四宮駅前¥800

IMG_3581.JPG
「やった!今日もロングお散歩の予感~♡」

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こんな風にところどころほんの数カ所数メートルだけ木陰がなくなるところがありますが、後は疎水の涼し気な流れを見ながら、快適にお散歩できました♪ ※蚊もほとんどいなかったです。

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諸羽トンネル間の山科疏水公園もちゃんと木陰がありました。

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ギラギラ太陽の下もこんなに涼しげ∑(゚ω゚ノ)ノ
鳥のさえずりと心地良い風、

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折り返し地点の永興寺下の屋根付きの大きなベンチでロング休憩。
「風がめちゃ気持ちいい~♪」

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氷3つもらってカレンちゃんもゴキゲン♡

ただ、このコースは自転車もOKで、最近、自転車に興味があるカレンちゃんは、走っている自転車が来るたびタッと寄っていくので、途中何回もママにおすわりをさせられて怒られました(´・ω・`)

恥ずかしながら、いつもの記念撮影へ(´゚∀゚`;)
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夏の清滝川ハイキングvol.2《高雄~清滝~落合橋》 木陰度95% [お出かけ《犬連れ京都》]

vol.1より)

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お昼休憩で元気が出たのか、カレンちゃんはさらにノリノリのご様子ですw

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しばらく行くと川の流れが反対なって驚きましたが、後で地図で確認すると、これは清滝川に流れこむ堂承川という支流みたいです。

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ショートカットの階段を登ったところにあった標識。
秋には、月輪寺を経て、ここから愛宕山に登りたいです━━(`・д・´)ノ━━!!
この辺りからすでに清滝の河原で水遊びする子供たちの歓声が聞こえてきます。

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清滝に到着。シンボル渡猿橋が見えてきました!
(ハイキング道はここは渡らずに橋の下をくぐりますが・・・w)

清滝は、渓谷美に優れ、古くから歌人達が訪れ多くの作品を残している場所です。

降り積みし高嶺のみ雪解けにけり清滝川の水の白波   西行(平安末期~鎌倉初期)
清滝や波に散り込む青松葉  芭蕉

渡猿橋がいつごろ架けられたのかは明らかではないそうですが、愛宕山への参道に架けられた橋で、橋名は、平安末期文覚上人が修行のため空也滝へ行く途中、この近くで猿が連なって木からぶら下がり、魚を取るのを見たことに由来するそうです。

ただ、夏は、川遊びする裸の子供たちとその歓声で風情もなにもなかったですが・・・(´-∀-`;)

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渡猿橋下の標識。

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清流を右手に楽しい道が続きます。

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カレンちゃんは、たまに後ろからヘイコラと付いていくママを思い出して愛想してくれます。

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少し川面から高い所に来ると、途端に木陰でも暑くなってきます。
やはり水がすぐ近くにあると、かなり涼しいのだと実感~。

息も上がってきた頃、ちょうど沢(滝?)に架かる小さな橋があって、その沢を吹き降りてくる風の気持ちのいいことといったらありませんでした\(◎o◎)/!
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どうしてこんなに気持ちいい風なの~?と不思議なくらい、ほんとに気持ちよかったです。
(写真では、全く全然その感じが撮れてないのが、情けないです・・・。その上ピンぼけしてるし_| ̄|○)

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川面に近くなったので、ロング休憩。
水が冷たくて、気持ちいい~♡ 

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落合橋手前の橋。

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折り返し地点の落合橋到着。
バンザ\(^o^)/──イ

落合橋にデンして、さぁ、帰りましょう!

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帰りは、また風景が違って見えて、来た道とは思えない楽しさです\(◎o◎)/!

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帰りはのんびり風景を楽しみながら帰りました♪

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帰りの渡猿橋。紅葉の頃は最高の眺めになるのでしょうね!

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たくさん人が河原で泳いでいるのが、わかりますか?

ということで、カレンちゃんも泳ぎに挑戦!
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練習(※)の成果は如何に!※「華麗なるエア泳ぎ



一度、手を離して、1㍍ほど上手に泳いだのですが、これ幸いと河原に逃げてしまい、パパも、あまり無理強いはして水が嫌いになったら困るというので、今回はこんな感じで終了しました(;^ω^)

ということで、初泳ぎ記念にパチリ。
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抱っこされると、また川に放りこまれそうで、ちょっと不安げw

でも、今回、私も子供の時以来、裸足で川に入って歩きましたが、
歩きやすそうなところだったにも拘らず、川を裸足で歩くのって、なんて歩きにくくて痛くて大変なんでしょう━━━(||゚ω゚||)━━━!
靴のありがたさと、自分の軟弱さを改めて痛感した次第です。

それにしても、先々週行った宇治川もそうでしたが、今の時代に、大都市から車で30分足らずの川で、泳げるところがあることにもびっくりしましたが、そこへちゃんとたくさんの人が泳ぎに来ていることにもびっくりしました。
また、全行程中、ゴミ一つ、ペットボトル1本、落ちてなかったです。
さすが、ビバ!京都。

17:30 駐車場に無事到着。ヽ(^。^)ノ

想像以上に楽しいハイキングになり、一同大満足(@^▽^@)
ありがとう!自然。
ありがとう!京都。
ありがとう!清滝川。

どうかこのすばらしい自然がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。

そんな思いを胸に、高雄を後にしました。
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夏の清滝川ハイキングvol.1《高雄~清滝~落合橋》 木陰度95% [お出かけ《犬連れ京都》]

先週は下調べがイマイチで、予想外のトレッキングになってしまったので、今週は入念に調べて、涼し気な清滝川沿いを歩く渓流ハイキングに行ってきました(^o^)

今日の京都の最高気温は35℃でしたが、真夏の炎天下でも、終始木陰を歩ける快適な1日ハイキングができました。
渓流沿いの道は変化に飛んでいて本当に楽しく、京都トレイルのコースにもなっているので、道もよく整備されていて、クロックスのお手軽サンダルでも危険箇所もなく、なんなく歩けました。

夏は、嵐山から歩くより、アスファルトをほとんど歩かず、すぐに清滝川沿いのハイキングコースに降りれる高雄からの方がいいかなと思い(駐車料金も無料だし)、高雄を出発点にしました。帰りが登りになるのでちょっとしんどいかなと思いましたが、ほとんどアップダウンを感じさせないほどの高低差なので、全く問題なかったです(^^)v
新緑、盛夏、紅葉、冬枯れと、1年中楽しめるすばらしいコースだと思います。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122373.html
(詳細ルート地図と高低差が確認できます)
出発時刻/高度: 10:30 / 145m
到着時刻/高度: 17:30 / 145m
合計時間: 7時間0分
合計距離: 11.86km
最高点の標高: 168m
最低点の標高: 69m
累積標高(上り): 368m
累積標高(下り): 374m

駐車場:市営高雄観光駐車場¥0(11月のみ有料)

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10:30に駐車場(トイレあり)を出発!

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駐車場のすぐ隣が高山寺《世界文化遺産》の裏参道の入り口になっていました。
ここ高山寺も神護寺も犬散歩OKなんです\(◎o◎)/!

高山寺は、創建は奈良時代、その後、神護寺の別院であったのが、建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興したのだそうです。日本茶発祥の地でもあるとか。
http://www.kosanji.com/index.html

その説明の看板にあったある絵を見て、歴史オンチの主人が「これ教科書で見たことある~」とうれしそうに言うので、どれどれと見てみると、

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なんと日本最古の漫画、『鳥獣人物戯画』ではないですか!
この超有名な絵が、ここ高山寺所蔵のものだったとは\(◎o◎)/!
さすがビバ!京都、さすがビバ!世界遺産。

裏参道の入り口からほんの少し歩くと、その『鳥獣人物戯画』が所蔵されている(今はコピーが展示してあるのだそうですが)石水院(国宝)がありました。
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素敵な佇まいだったので、ちょっと記念撮影(油絵風w)。
ここには運慶作の珍しい子犬像もあるそうです。
ただ、今日は時間がないので、拝観はまたの機会にしました。

IMG_3448.JPG
ここも素敵な感じ~。
この山も、山全体(特にもう少し上の方)にパワーが感じられる場所でした。

IMG_3451.JPG
かなり後ろ髪惹かれましたが、そのまま上へは上らずに、表参道から国道へ。

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途中にあった看板。
国道をカレンちゃんを抱っこして歩いたのは250mくらいだったでしょうか。

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この看板に従って、左に折れ清滝方面へ。

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三尾(※)の二つ目、槙尾西明寺へ渡る有名な指月橋。
紫陽花がまだ咲いていて、なんて素敵な風情なんでしょう!
ここでもパチリ(油絵風w)

※洛西の三尾(さんび) 京都市右京区梅ヶ畑(うめがはた)にある栂尾(とがのお)・槙尾(まきのお)・高雄(高尾)(たかお)を総称して三尾と呼び、渓谷・紅葉・古刹の名所。栂尾の高山寺(こうざんじ)、槙尾の西明寺(さいみょうじ)、高雄の神護寺(じんごじ)。

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高雄橋も緑と朱色のコントラストが綺麗です。カレンちゃんも元気いっぱい。

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橋を渡るとすぐに神護寺への参道入口。
夏は、紅葉の頃が嘘のように、休日でもこんなにひっそりとしていますw
ちなみに秋の休日のここは、こんな感じ∑(゚ω゚ノ)ノ
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しばらく行くと、見事な北山杉の並木道がありました。
IMG_3463.JPG
この辺りからは、ほとんどすれ違う人もいなくなったので、カレンちゃんもノーリードです♪

ちょうどいい河原があったので、水遊び&お昼にしました。
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カレンちゃん、おそるおそる初めて川に入りました((゚Д゚;))

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流れがあるので怖くなってきて、パパに擦り寄っていますw

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なんとパパにおいてけぼりに・・・。゚(゚´ω`゚)゚。ピー

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この顔ったら、最高かも・・・w
(雪の中の「もうむり・・・」の顔を思い出しましたwww)

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お昼は、いつもの定位置で、ふてぶてしくもっとちょーだいのあご乗せ。

腹ごしらえもばっちりで、元気いっぱい再出発です!
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カレンちゃんもノリノリで、この写真のパパの右腕横に白っぽい小さな点がカレンちゃんです。

                                            (Vol.2へ続く)
                                (恋するカレン京都名所一覧表)

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