SSブログ
お出かけ《犬連れ京都》 ブログトップ
- | 次の20件

夏の琵琶湖疎水vol.1《天智天皇陵~峠越え~日向大神宮~蹴上インクライン~南禅寺》 木陰率90% [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は曇りかと思いきや、すっかり晴れて暑くなってきたので、木陰をロングお散歩できるところをと思い、前から行ってみたかった琵琶湖疎水を山科から南禅寺まで歩くことにしました。

駐車場を調べてみると、天智天皇陵に駐車場が4台分あり無料となっていたので、意気揚々と行ってみたのですが、30分ほど探しましたが、ついぞ見つからず、三条通り沿いのめちゃ停めにくいコインパーキングに停めて、出発しました。

全行程中、まぁ、ほとんどが木陰を歩けたのはよかったのですが、まさかこのコース、キビシイ峠越えがあったとは・・・(゚∀゚ ;)タラー 
クロックスのお手軽サンダルで臨んだ私たちは、かなりの苦戦を強いられました(つд-||)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122751.html
(詳細ルート地図と高低差が確認できます。)
出発時刻/高度: 11:50 / 51m
到着時刻/高度: 17:30 / 51m
合計時間: 5時間40分
合計距離: 9.88km
最高点の標高: 194m
最低点の標高: 51m
累積標高(上り): 319m
累積標高(下り): 305m

駐車場:三条通り沿いコインパーキング¥1000

11:50 駐車場を出発。最高気温34℃。アスファルトは、まだあまり熱くなくカレンちゃんも歩けました。

IMG_3376.JPG
5分ほどで天智天皇陵に到着。
一応、犬禁の看板はなかったので、カレンちゃんもそのまま入りました。

すぐにこんな看板が。
IMG_3378.JPG
犬禁って書いてないから大丈夫かな(´-∀-`;)
でも、「みだりに域内に立ち入らぬこと」ってことは、お散歩はあまりよくないような・・・。

IMG_3379.JPG
でも、三条通りから30mぐらいしか来てないけど、この静けさ、この厳かさって\(◎o◎)/!

天智天皇と言えば、何と言っても、百人一首巻頭歌のこの歌ですよね。

  秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ

ただ、この歌は元々、万葉集の詠み人知らずの歌だったそうですが、天智天皇が平安時代には、歴代天皇の祖として非常に尊敬されていて、そういうイメージから、口伝で伝えられるうちに、天智天皇作とされるようになったようです。

ちなみに、私は、子供の頃に読んだ大和和紀の「天の果て 地の限り」という漫画で出てくる天智天皇がとても素敵で印象深く、いまでも私の中では、中大兄皇子(天智天皇)はロンゲの精悍な超美形だったりしますw

一説では、この山科陵は、天智天皇が馬に乗って山科の里まで遠出したまま帰らず、後日、履いていた沓だけが見つかり、その沓が落ちていた所を山陵としたと言われているそうです。

調べましたら、671年天智天皇没なので、1340年もの遙か昔のことになります。
なんかスゴ━━━(*゚∀゚*)━━━イ

この御陵ができたのは、壬申の乱などがあり、もう少し後のことだと思われますが、それでも悠久の歴史を感ぜずにはいられません。

私の自宅がちょうど近江大津宮跡近くになるので、私の家の辺りから、若い中大兄皇子が馬に乗り長い髪をたなびかせ、この辺りまでよく遠乗りに行かれていたのかもしれません(^m^)
素敵~ヾ(*´∀`*)ノ ♪

そんなことを考えながら歩いていると、このまっすぐな道の突きあたりのところに琵琶湖疎水こっちと看板が出ていたので、ほんとにこっちでいいのかな?と思うほどの細い道を通ってくと、
IMG_3382.JPG
この階段の上が疎水の側道になっていました。

IMG_3389.JPG
わぁ~、なんて涼しい~♡
分流でない琵琶湖疏水(※)を見るのは初めてだったので、水量の多さとその流れの速さにちょっと感動~♡
カレンちゃん、来てよかったね~(*^。^*)

※琵琶湖疏水は、第3代京都府知事が京都活性化のために、琵琶湖の水を京都まで引き、水運や灌漑用水のほか、工業用の動力として使おうと打ち出した計画で、その工事を大学を卒業してすぐの弱冠23歳の田邉朔郎(たなべさくろう)を責任者に起用して、明治18年(1885年)に始まり、2436メートルの長いトンネルもほとんど人力で掘り進めるなど、難航を極めながら約5年の歳月をかけて明治23年(1890年)に完成。
歩いてすぐのところの向こう岸に、ベンチとテーブルがあったので、そこで昼食。
虫もあまりいないし、鳥の鳴き声をBGMにとっても美味しくいただきました。

しばらく歩くと、第二トンネルの入口(永興寺下)になります。
pil5p.jpg
ここで他のグループの人たちも記念撮影していたので、私もパチリw

ここからトンネル間を少しだけ住宅街を歩きました。
IMG_3429.JPG
第二トンネルを過ぎると、ほとんど人もいなくなり、カレンちゃんもノーリードに♪
こんな感じで、南禅寺までほとんど高低差もなく行けるのかと思っていたら、すぐに第三トンネルに。

そこにこんな看板が。
よし!わかった。南禅寺はこっちだー!と、
IMG_3397.JPG
意気揚々と、この何とも愛想のない明治36年竣工「日本初の鉄筋コンクリート橋」を渡り、
sosui06c.jpg
いきなりのこのすごい急な山道も「すぐに終わるはず~」と希望的観測を胸に登っていましたが、
IMG_3398.JPG
行けども行けども登るばかりで、サンダルなので超登りにくいし、たしかに道は続いているけれど、だんだん細くなって行くような気もするし、だんだん両端にはシダが生い茂ってきて「マムシに注意!」とかの看板も出てくるし、「ほんとにこの道でいいの~?。゚(゚´ω`゚)゚。」とかなりの心細さの中、カレンちゃんがめっちゃ楽しそうに登って行っているのだけがせめてもの救いでした。

(というわけで、心の余裕がなくなり、この峠越え間、写真が撮れてません(´゚∀゚`;))

だいぶ登ると鉄塔の下に出て、少し視界が開け、マムシの心配がなくなったので、ここでちょっと休憩。
その後、また登ったり下ったりを数回繰り返していると、京都一周トレイルの道と繋がり、でも、かなり急な山道をサンダルでヒーヒー言いながら下りていって、
IMG_3399.JPG
この階段に出たときのうれしさといったら・・・!(*´∀`*)

ビバ!階段。
作ってくれた人、ありがとう~。

4WDのカレンちゃんには全然らくらくの峠越えだったみたいですが。
4WDの威力すごし!!!

そして、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)へ。
(知った風に書いてますが、今日初めて名前を聞いた私です^^;)

犬禁の看板はなかったのですが、手水舎の上の鳥居をくぐると、とてもあらたかな感じがしたので、カレンちゃんは鳥居近くの日陰に繋ぎました。

内宮や外宮の写真も撮りたかったのですが、本当にとてもあらたかな感じがしたので、写真を撮れるような雰囲気ではなく、写真はこの内宮に続く参道のみ撮らせてもらいました。
IMG_3401.JPG
この奥にすごくパワーを感じるなーと思って参拝してみると、内宮には、やはりというか、天照大御神さまが祀られていました。
先週行った宇治上神社の大吉山と同じように、この社山自体もたぶんご神体なのではないかと思いました。

まだ奥にも天の岩戸と呼ばれるところや、あちこちにたくさんの神様が祀られていているということでしたが、カレンちゃんをあまり待たせることもできないので、またの機会ということにしました。

宮のHPによると、この宮は、京都最古の宮で、社殿は神明造で、内宮、外宮が奉斉され「京の伊勢」として名高く、昔は東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数参拝があったそうです。また、由緒は、「天智天皇(!)が、圭田をご寄進され、鎮座の山を日御山と名づけられ、清和天皇が、日向宮の勅願を賜い、醍醐天皇は、延喜の制で宮幣社に列し給いました。」と書いてありました。

詳しくは、宮のHPで。
http://www12.plala.or.jp/himukai/

ここも天智天皇縁の地かと思うと、また感慨深く思った私です。

思わぬすばらしいところにお参りができ、パワーをいただいた私は、すっかり元気になり、また一途南禅寺へ向いました゚。*★ガ ン (o`・ω・)o バ ル★*。゚

日向大神宮から、10分ほどで蹴上インクラインに到着。
IMG_3408.JPG
琵琶湖疎水のHPで見る「インクライン」ってなんじゃらホイ?と思っていたのですが、実物を見たら、とてもよく分かりました。まぁ、要するに、高低差がある二つの水路を、船運搬用のケーブルカーで結んだもの、なんですね!インクラインとは「傾斜鉄道」と訳すのだそうですが、そちらの方がよっぽど分かりやすいってw

蹴上インクラインは、昭和23年まで営業されていて、何と荷物だけじゃなく人も普通に電車に乗るように大津までの行き来に利用していたそうです。ちなみに、大津-蹴上の下りが1時間22分30秒で4銭、上りが2時間20分で5銭と鉄道より遙かに安かったんだとか。
(下りの秒単位までの時間がすごいですね。でも、水の流れの速さが同じなので、きっとそうなのでしょう!∑(゚ω゚ノ)ノ)

その蹴上インクラインのすぐ奥に、またもや、関電の施設を発見!
IMG_3414.JPG
このかわいいカモちゃんの後ろが蹴上水力発電所の取水口の水門だったようw

琵琶湖疎水も先週行った宇治の発電所と同様にきちんと水力発電に使われていたんですね∑(゚ω゚ノ)ノ

調べると、蹴上発電所は日本初の事業用水力発電所で、第1疏水(今日歩いてきたところ)開通後、明治24年に送電を開始、この電力で蹴上インクラインの運転の他、京都の町に電灯が灯され、日本初の電気鉄道が塩小路(現在の京都駅)から伏見まで開業、鴨川周辺の工場にも電力が供給され、産業の近代化を推進し、現在もこの発電所は電力を生み続けてくれているそうです。

琵琶湖疎水って、これまで全然知らなかったけど、なんてバランスの取れたエコなみんなが笑顔になるすばらしいプロジェクトだったんでしょうか\(◎o◎)/!

先週も、宇治の発電所を知って思いましたが、水力発電って地味だけど実はクリーンでエコな発電施設なんだなぁ~って。

別に八ッ場ダムみたいにゴツイのを作らなくても、明治時代にすら、もうすでにこういう壮大なプロジェクトが完成していたのだから、高低差があり、河川の多い日本なら、日本中のここそこ至る所にマルチな小さな水力発電所を作って、原発など作らずとも、エコでクリーンで国になれたのでは・・・!とすごく残念に思いました。
(太陽光発電だってパネルの寿命は約10~20年!ただの消費文化の一端に過ぎません)

そうそう、この蹴上発電所を調べていた時に見つけたのですが、当時、毎月1日と15日は水路の藻刈りのため発電所が休止、電車も運休となっていたのだそうですw

こういうのってなんかいいな~。
こういうちょっと間の抜けた感じ、今の時代、すごく必要なんじゃないかな~って、思いました。

電気が足らなければ、みんなで節電すればいいし、会社も工場もお休みにすればいい。
別に、他の会社に売上が負けたって、外国の会社に業績が負けたって、その会社が社会で必要とされているならその会社は潰れないだろうし、それこそ、会社冥利に尽きるのでは?

利潤追求至上主義って、実際のところ、人間が生きていく上では、イカれた妄想信仰とさして変わらないのだと思います。

イカレポンチな私が、この琵琶湖疎水をうれしそうに歩くカレンちゃんと楽しく歩きながら、そんなことを考えてしまいました(;^ω^)

南禅寺水路閣への疎水分線。
IMG_3427.JPG
そしてこの分線は哲学の道へと続いていきます。

折り返し地点、水路閣に到着!゚
+。ヤッタァ★(o゚∀`从'∀゚o)★ヤッタァ。+゚ (南禅寺は境内のワンコの散歩OKです)
oM5oL.jpg
油絵風にしたら、ほんとに絵になる場所です♡

IMG_3426.JPG
この上をさっきの疎水分線が流れています。

ビバ!京都。
ビバ!琵琶湖疎水。
ビバ!水路閣。

琵琶湖疏水の責任者の田辺朔郎さんの建築ポリシーには、『建築物はすべからく、美しくなければならない』というのがあったそうで、この「水路閣」は古きローマの水道橋がモデルなんだそうです。
田辺朔郎さんってバランス感覚溢れたほんとにマルチなすばらしい人だったんだなぁ~と今日も感動しました\(◎o◎)/!

こんな人が、今の日本のリーダーだったら・・・と思わずにはいられません。
それが、現実には、あぁ、どうして・・・_| ̄|○

一瞬暗い気持ちになりましたが、美しい水路閣にデンして、そしてまた来た道を帰ることに♪

IMG_3428.JPG
さぁ、ここからまた峠越えだ~。カレンちゃん、ガンバァ━━(`・д・´)ノ━━!!

サンダル走行はキビシかったけど、一度通った道は不安もなく、あっという間に第三トンネル入口に着いたような気がしました。(実際には、看板にあった通り40分くらい)

17:30 無事、駐車場到着。

お昼からの出発だった割には、なんか疲れた~(´-∀-`;)
でも、またこの素敵な道を秋にも歩こう!と思った私です(*^。^*)

どうかこの素敵な道がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。
素敵なハイキング後には、そんなことをいつも思います。

今日も、ありがとう!自然♡

それから、疎水沿いは自販機が全くなく、南禅寺の門まで行かないと飲み物が買えませんので、行かれる際は十分な水分を持参されることをお薦めします。ちなみに、私たちは、凍らせたペットボトル4本持って行きましたが、南禅寺で2本補給しました。

                                (恋するカレン京都名所一覧表)
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:ペット

夏の宇治ハイキング《宇治上神社~大吉山~興聖寺~天ヶ瀬吊り橋》 木陰度75% [お出かけ《犬連れ京都》]

3週間前に行った大吉山(仏徳山)の心地良さが忘れられず、また宇治に来てしまいました(;^ω^)
今日も大吉山が歩けるのかと思うと、うれしくなります(^o^)
宇治上神社(世界遺産)、大吉山の感動の綴りはぜひ(「梅雨の宇治散策vol.3」)で。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122897.html
(詳細ルート地図と高低差グラフが確認できます)
出発時刻/高度: 12:30 / 26m
到着時刻/高度: 17:00 / 26m
天候:晴れ 気温33℃。
合計時間: 4時間30分
合計距離: 8.6km
最高点の標高: 123m
最低点の標高: 16m
累積標高(上り): 347m
累積標高(下り): 354m

駐車場:平等院駐車場¥700

12:30 駐車場出発!(いつもながら遅~(´-∀-`;))

駐車場から、2分くらいですぐに喜撰橋です。
IMG_7081-11.jpg
正面に見えるのが、現存する日本最古最大の十三重石塔(重文)です。
歴史をさかのぼること720年前の鎌倉時代に、宇治川での殺生の罪を戒め、 供養塔として建立されたものだそうです。
前回は、そんな古いものだとは知らず素通りしてしまったので、今回はじっくり眺めてみました(;^ω^)

そして、中洲の塔の島、橘島を歩き、朱色の大きな朝霧橋を渡って行きます。
IMG_3374.JPG
カレンちゃん、「今日もロングお散歩のよか~ん♡♡♡」

IMG_3319.JPG
とりあえず覗いてみたw
「今日は、水量がそんなに多く無いね~」

今日は宇治神社にも参拝し、宇治上神社(世界遺産)への道を歩いていきます。
鳥居へと続くこの石畳の道(「さわらびの道」)は、とても風情のある道です。
IMG_3322.JPG
そして鳥居をくぐると、まさしく神の鎮座する杜が見えてきます。
IMG_3371.JPG
なんという厳かな佇まいなんでしょう!

宇治上神社へ参拝し、いよいよ大吉山への登り口へ向かいます。
(宇治上神社の本殿は、やはりすごいパワーを感じました\(◎o◎)/!)

神社の横を通り過ぎると、
IMG_3325.JPG
このすぐ右手がハイキング道の入口です。

前回の感動を思い出しながら、緩いつづら折りの道を登り始めると、
IMG_3330.JPG
あー、やっぱりなんてなんてなんて気持ちいい山なんでしょうーーールン♪ (≧▽≦) ルン♪

今日も、しばらく登っても出会う人がないので、
IMG_3326.JPG
カレンちゃんもノーリードに。

山頂手前の休憩所。宇治川と宇治市街が一望できます。
rkycD.jpg
ここで、お昼を食べました。屋根もテーブルもあり、景色もいいので快適です♪

前回は、雨が降ってきたのでここで折り返したのですが、
ここから、頂上131.8mを目指します!
IMG_3338.JPG
頂上は、先程の休憩所から50mくらいのところにあるこの階段を登ればすぐでしたw
が、頂上からの眺望は全くなし(´_`)
階段を上らずにそのままつづら折りの道を進む先で、合流していました。

まだまだ気持ちのよい道が続いていきます。
IMG_3342.JPG
少し進むと朝日山へ登る道と興聖寺に降りる道との分岐点に。
(道標があるので、わかりやすいです。次回は朝日山にも登りたいです。)
今回私たちは、興聖寺(こうしょうじ)へと向かいました。

興聖寺は仏徳山と号する曹洞宗のお寺で道元禅師を開祖としています。1236年に伏見深草に建てられたのですが途中で廃絶し、1649年、当時の淀城主、永井尚政によって、宇治七名園の一つの朝日茶園であった現在の場所に再興されました。本堂は伏見城の遺構と伝えられ、その奥に建つ天竺堂には、宇治十帖古跡の「手習の杜」に祭られていた「手習観音」が安置されています。 参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから琴坂とよばれています。もみじの名所として知られる琴坂の風景は宇治十二景の一つに数えられ、昔から多くの人に親しまれてきたそうです。

これがその名所「琴坂」。
IMG_3347.JPG
私たちは、何も知らず山から下りて来たので、いきなり風雅な道に出てびっくり。
IMG_3350.JPG
秋の紅葉も素晴らしいのでしょうが、日に透ける緑のもみじのトンネルもそれは素敵でした(人´∀`).☆.。.:*・゚

興聖寺から天ヶ瀬吊り橋までは、宇治川沿いに車道の端を歩いて行くのですが、車はたま~に通るくらいで、ほとんど気になりませんでした。木陰も8割くらいは、続いています。

天ヶ瀬吊り橋。
IMG_3354.JPG
カレンちゃんは、初めての吊り橋でしたが、全然怖がらず(^o^)
へーきでずんずん先頭きって渡っていました。

ちなみに、先代犬のプク太くんは、吊り橋は怖くて渡れず(^_^;)
2001_1013_012114AA.jpg
一度、いぢわるして私たちだけ途中まで渡ったら、クンクン泣いて地団駄踏んだ後、思い余って橋のたもとから50mくらい下の谷底へ降りようとしてびっくりしたことがあります∑(゚ω゚ノ)ノ
いぢわるもほどほどにしないとエライことになると大変反省した次第です(´-∀-`;)

少々揺れてもカレンちゃんは全く動じず、とっても笑顔。
IMG_3358.JPG
他のワンコ以外には、怖いものはないみたいです(;^ω^)
「わんコミュニケーションゼロ・・(;´д`)ノ| 柱 |

ここから、天ヶ瀬ダムの上まで行って鳳凰湖を見る予定だったのですが、
こちらのルート地図を見ていただいてもわかると思いますが、途中まで行って、後、ダムの上部まで300mくらいのところで、木陰もなくなり暑くなった所為もあるとは思いますが、急にしんどくなり引き返しました(T_T)

途中まで行ったところから見た天ヶ瀬ダム(※)
IMG_3355.JPG
よく放流するダムとして知られているそうですが、今日は放流はありませんでした。

※1964年11月完成。高さ73メートル、長さ254メートルのアーチ式ダムで、東京ドーム7杯分(2,000万トン)の水を貯め、アーチ式ダムのなかでも群を抜いて美しい曲線美を持っているそう。淀川の治水と宇治市への上水道供給、総出力59万8,000キロワットにも及ぶ水力発電を目的とした特定多目的ダムで、ダムによって形成された人造湖は鳳凰湖(ほうおうこ)と命名され、平等院鳳凰堂などと共に宇治地域の主要な観光地となっています。 観光地である一方で、このダムには自殺の名所という一面がり、防犯カメラは設置してあるものの飛び降り自殺が後を絶たない状況で、この事とダム関連工事による安全管理上の観点から、2008年12月よりダム通路への立入禁止の措置が取られています。

綺麗なダムだったのに、自殺の名所とは知りませんでしたΣ(゚д゚lll)ガーン
たぶん、上部まで行けなかったのは、この所為だったんだろうと後から知って思いました。

今回の震災の犠牲者とほぼ同数の年間3万人にも及ぶ自殺者を毎年出している日本という国。

野山を歩き、自然を感じるだけで、こんなにも幸せな気分になるのに・・・(´・ω・`)

「平等だ」という意識が、人を傲慢にし、謙虚さを忘れさせ、むしろ卑屈にさせているのではないかと思う時があります。

みんな顔かたちが違うように、もともとこの世の中に平等などありはしないのに。
自分だけがどうして・・・という思いが不満を生み、平等という中から抜きん出る些細な優越感をくもの糸のように渇望し、神経を擦り減らしている・・・。

資本主義の中の勝手な利潤追求という妄想が、人の欲を刺激し、消費文化を生み、
「足るを知る」という気持ちを忘れさせてしまったではないでしょうか?

60年も前に世界人権宣言が宣言されたにもかかわらず、今も6秒に1人の子供が飢餓で死んでいく世の中で、この自然豊かな日本に生まれ、つつましくても衣食住に困らない生活がある。

それだけでもう、感謝感謝の毎日です(*^。^*)

その上、休日にこうしてカレンちゃんとお出かけできる、
なんて幸せなんだろうと思います。

とまぁ、スカポンちんな私が、なんて偉そうなことを・・ハズカシィ・・(*pωq*)

結局、天ヶ瀬吊り橋にデンして、またもと来た道を帰ることに。

そのまま宇治川沿いに歩けば、駐車場はすぐだったのですが、また大吉山を歩きたくなり、
IMG_3365.JPG
興聖寺の琴坂でまた・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・し、大吉山へ。

結構歩いたので、途中の休憩所でカレンちゃんも休憩。
IMG_3368.JPG
気持ち良さそう~♪

そして、宇治上神社に御礼を言って、
IMG_3369.JPG
朝霧橋を渡って、
IMG_3374.JPG
駐車場へと戻りました。

17:00 駐車場着(¥700)

今回2回目でしたが、やはり宇治は素晴らしいところで、また、大吉山の気持ちよさは最高でした~ヽ(^。^)ノ
(またすぐに来てしまいそうです~。)

(ちなみに、大吉山のハイキング道はとても整備されているので、私など、8cmくらいのヒール(ウェッジソール)でしたが十分に歩けました。)

ビバ!京都。
ビバ!宇治。
ビバ!大吉山。

どうかこのすばらしい場所がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。

そんな思いを胸に、今日も宇治を後にしました(*^。^*)
                                (恋するカレン京都名所一覧表)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(6)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

藤森神社《紫陽花まつり》 [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は、紫陽花まつりが催されていた藤森神社(ふじのもりじんじゃ)に行ってきました(*^。^*)
藤森神社は、境内ワンコ散歩OKの神社です。

住所   京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
拝観料  境内無料、紫陽花祭300円(3500株もあるそうです)
駐車場  無料 40台ほど
(駐車場がいっぱいであれば、参道脇にも停めさせていただけるようです)

こちらの神社は、創建はかなり古く、神功皇后摂政3年(203年)、今から約1800年前\(◎o◎)/!に、神功皇后によって創建されたものだそうです。もともと藤森の地は、現在の伏見稲荷大社の社地で、その地に稲荷神が祀られることになったため、藤森神社は正徳2年、中御門天皇より本殿を賜り、現在地に遷座したと書かれてありました。

御祭神の多さとそのお顔ぶれにも驚きます\(◎o◎)/!

  素盞鳴命 (すさのおのみこと)
  別雷命 (わけいかずちのみこと)
  日本武尊 (やまとたけるのみこと)
  応神天皇 (おうじんてんのう)
  仁徳天皇 (にんとくてんのう)
  神功皇后 (じんぐうこうごう)
  武内宿禰 (たけのうちのすくね)
  舎人親王 (とねりしんのう)
  天武天皇 (てんむてんのう)
  早良親王 (さわらしんのう)
  伊豫親王 (いよしんのう)
  井上内親王 (いがみないしんのう)
             以上十二柱

また、駈馬神事(5月5日)や菖蒲の節句発祥の地として名高く、駈馬や「菖蒲→勝負」の連想と武神が多く祀られていることから、現在は馬と勝負事の神社として知られているそうで、淀の京都競馬場にも程近いことから競馬関係者(馬主・騎手等)や競馬ファンが聖地とする神社になっているのだそうです。
IMG_3133.JPG
今日は、《紫陽花まつり》だったため、拝殿では、雅楽の奉納が行われていて、
たくさんの人で賑わっていました。

拝殿横の神馬像。
IMG_3031.JPG
その横の絵馬舎には、フジヤマケンザン、トウカイテイオー、ナリタブライアンなどの懐かしい馬の絵画が飾られていたり、本殿横の絵馬掛けには、「○○○が宝塚記念で勝てますように!」とか、「今度のGIで単勝が当たりますように!」とか、競馬に関する願い事の絵馬がたくさん掛けてありましたw

また、何と毎月5日に、ハズレ馬券を焼いて供養して、次は勝てるように祈願をする願駈祭が行われるそうです。なんか心温まりますね(*^。^*)

こちらが本殿。
IMG_3041.JPG
パパがやけに一生懸命お祈りしていましたw

本殿横にある不二の水。
IMG_3036.JPG
学問向上と勝運上昇のご利益があるそうで、次から次へと参拝者がペットボトルに汲んで帰えられていたので、私たちも同じくペットボトルにいただいて帰りました!(^o^)!

本殿の裏は、幾つかの小さなお社があり、嘘のようにひっそりしていました。
IMG_3039.JPG
この手前の本殿横に第二紫陽花苑がありました。
IMG_3042.JPG
こちらはまだあまり咲いておらず、人も少なかったからかもしれませんが、ワンコを抱っこしてくださいとは言われませんでした。

すごくかわいいピンクの紫陽花を発見!
IMG_3056.JPG
この白い紫陽花もとても素敵でした。
IMG_3066.JPG
でも、まだ半分も咲いてなかったかな~。
第二紫陽花苑は、日当たりの関係で、少し遅いのかもしれません。
でも、カレンちゃんを散歩させながらゆっくりと見て回ることができました。

そして、第一紫陽花苑へ。
入口でワンコは抱っこしてくださいと言われました。
IMG_3093.JPG
こちらは、ほぼ満開でした\(^o^)/

思った以上に紫陽花苑って、風情がありますね。
GtElP.jpg
でも、カレンちゃんのおちゃめな顔が笑えますw

と思えば、こちらは、
78eKv.jpg
なんかきりり!とかっこよく写っていますw

こちらはなんて清楚な色の紫陽花なんでしょう~。
IMG_3114.JPG

第一紫陽花苑は、結構長くて、抱っこする腕の乳酸値が上がりかけ、
3FWcf.jpg
カレンちゃんもだんだん疲れてきた模様・・・(。´д`) ダッコバカリデ、ツマンナイ・・・

後ろに見えていた東屋で一休み。
IMG_3118.JPG
ちゃんと蚊取り線香が焚いてあり、ゆっくりできました。

とても手入れの行き届いた紫陽花苑で、しっとりと情緒があり、思った以上に梅雨の季節を味わえ、よかったです(*^。^*)

拝殿で和太鼓の奉納があり、カレンちゃんも一緒に機嫌よく聞いていたのですが、
ワンワン!と他のワンコの鳴き声が近づいてきたので、カレンちゃんと見てみると・・・、

「はっ!他のワンコを発見っ」
IMG_3138.JPG
パパの足元にすかさず避難!
IMG_3141.JPG
「抱っこ、ぷりーず」
IMG_3142.JPG
この真剣な目が笑えます・・・w

藤森神社のお陰で、とても素敵な梅雨の1日となりました。
緑の中の元気なお散歩もいいですが、花の中でというのもまたしっとりと趣きがあっていいものですね(*^。^*)

由緒深く、すごい御祭神が居並ばれている神社なのに、庶民に開かれているとても親しみやすい素敵な神社でした。

ビバ!藤森神社。
ビバ!紫陽花。
ビバ!駐車場無料w

また来年もまた、紫陽花の季節に来させていただければと思います┏○ペコ
                                (恋するカレン京都名所一覧表)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット

梅雨の宇治散策vol.3《平等院~宇治上神社~大吉山(仏徳山)》 木陰率40% [お出かけ《犬連れ京都》]

vol.2の続き)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-123186.html
(詳しいルート地図と高低差グラフが確認できます)

平等院を満喫した私たちは、お腹がくぅ~となってきたので、お昼を食べに宇治川の方へ。今日は、お弁当を買って来なかったので、近くのお土産もの屋さんにあるだろうと探しましたが、食べ物はお菓子ばかりで、iPhoneによると、コンビニは京阪の宇治駅まで行かないとないらしい(。・´_`・。)エ-
で、宇治川を渡ることに。
(クリックすると大きくなります。京都府HPより。)
ujikouen.gif

喜撰橋を渡り、中洲の小さい方の島、塔の島へ。
IMG_2914.JPG
ここから橋を渡っていくのは、なかなか「をかし」な感じです♡

右奥に見えているのが、現存する日本最古最大の十三重石塔(重文)です。
いえ、だそうです^^;
そんな由緒あるものだとはつゆ知らず、見事、素通りしてしまった私たち。(゚∀゚ ;)タラー

歴史をさかのぼること720年前の鎌倉時代に、宇治川での殺生の罪を戒め、
供養塔として建立されたものだそうです。

でも、この石塔があるだけで、随分と景色に風情がでますね。

そしてさらに中の橋を渡って橘島へ。この2つの島を合わせて「中の島」ともいうそうです。
IMG_2918.JPG
橘島を歩き、朱色の大きな朝霧橋を渡って行きます。

ここから京阪宇治駅まで往復で800mほど(;´-`)歩き、やっとお弁当をゲット。
もうお腹と背中がくっつきそう。゚(゚´ω`゚)゚。ピー

この景色を見ながら、やっとのこさでお昼にありつきました。
IMG_2928.JPG
もう14時を過ぎてるよ~(´゚∀゚`;)

この日は天ヶ瀬ダムが放流していて、結構な水量でした。

気持ちいいほどの流れの速さです~♪

で、その駅までの道の途中に、「⇒世界遺産 宇治上神社」の看板を発見!!!
全く名前も知らなかったけど、時間もあるしせっかくだから行ってみよう!ということになり、
ちょっといいカンジ~♪の石畳の道(これは「さわらびの道」というのだそう)を
ゆるやかに登って行くと、

大きな赤い鳥居が見えてきましたァ――ヽ(・∀・)ノ――♪
IMG_2930.JPG
「世界文化遺産 宇治上神社」という立派な石碑。
(字体もなかなかいいカンジです~)
何だかわくわくしてきます~ゎくo(。・ω・。)oゎく

この鳥居をくぐってから門までの道は、しっとりとしたとても素敵な参道でした。
IMG_2931.JPG
この道の奥にひっそりと小さく佇んでいるのが、宇治上神社境内への門です。

門のところにあった世界遺産の銅板の案内には、本殿が日本最古の神社建築であることと、拝殿が鎌倉時代の住居建築で、こちらも現存する寝殿造りでは最古のものであることが書かれていました。

門をくぐった途端、空気が一変。むむむ~、これは!\(◎o◎)/!

ここはものすごくあらたかな場所であることがわかり、
カレンちゃんを繋いでおくところもなかったので、交互に中へ入ることにしました。
(特に犬禁の看板はありませんでしたが)

入ると、真正面に拝殿(国宝)があり、
IMG_2933.JPG
その前には、清めの砂である円錐の盛り砂がしてありました。
これは神様が降りてこられる時の依り代となるものとされていて、上賀茂神社にあるのが有名ですよね。

敷地の割には大きめの拝殿で、1215年頃に造られたとされていて、鎌倉時代の建築技術を知るための手がかりとしてはとても優れたもので、神社でありながら住宅建築を思わせる造りの建造物として、とても注目されているそうです。

とても素敵な佇まいで厳かな感じはしましたが、この拝殿からは大きなパワーは感じられませんでした。

その右手前に、桐原水と呼ばれる湧き水(宇治七名水の一つ)がありました。
IMG_2932.JPG
他の六名水が全て失われた現在、現存する唯一の湧き水なんだそうですが、
残念ながら、「この水は飲めません」と札が立ててありました。
触らせてもらいましたが、ちょっとぬるかったです。

そして、順路に従って、拝殿の背後にある本殿(国宝)へ。
その正面の方へ行こうとするやいなや「ここに神が御座すなり」と、思わず震えるようなものすごいパワーが感じられてきました\(◎o◎)/!

とても写真を撮れるような雰囲気ではなかったので、本殿の写真は撮れていません。
ウィキペディアの画像のこちらでどうぞ。
(こうやって画像を見るだけで、その時の震えるような感じが思い出され、足がじーんとしてくる私です(´゚∀゚`;))

立て札に、御祭神は兔道雅朗子(うじのわきいらつこ)、応神天皇、仁徳天皇であると書かれてありました。倭国に大和王権が成立した頃の日本国の祖ともいうべき天皇とその兄弟が祀られているのだとわかり、この厳粛さを伴ったあらたかさに納得できた次第です。

これからの日本がよりよい国になるようにお祈りしました。

それからさらに、私の意識は、本殿の後ろにある山へと惹きつけられました。
たぶんこの山自体もまたご神体なのではないかと思いました。

私は、こういうあらたかな場所(巷で言われているパワースポットとは少し違うかもしれませんが)にお参りさせていただくと、いつも感謝の気持ちでいっぱいになります。

この世に生を授けられ、そして生かさせていただいていることへの感謝。
豪華でなくても毎日食べるものにも困らず、元気に、夫婦仲良く暮らさせていただいていることへの感謝。
そして、このようなすばらしい場所に来させていただいことへの感謝です。
(こうやって書くと、お墓参りの時の気持ちと似てますねw)

こういう場所に来ると、人間はみな「生かされているんだ」と強く感じます。
不思議なのですが、「宇宙」のようなものを感じ、動物も植物もみな奇跡のような「生」を授けられ、この世に在るんだとそんな風に、スカポンちんな私が思ってしまったりするのです。

境内をくるっと回るだけなら、3分もかからないような小ぢんまりした宇治上神社でしたが、日本の祖を感じられる本当にすばらしい神社でした。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

パパが参拝するのを待っている間に、さわらびの道を奥へと行ってみると、
IMG_2934.JPG
なんと、このご神体ではないかと思われた山にハイキングコース(東海自然歩道)を発見!
Σ(゚Д゚;エーッ!
IMG_2940.JPG
いいのかな~(´゚∀゚`;)と思いつつも、引き寄せられるように登ってしまいました。
これが、ちょっとショートカットの登り口。
カレンちゃんもいるので、宇治上神社へお詫びをしてから登らせてもらいました。

と、登り始めてびっくり\(◎o◎)/!
IMG_2943.JPG
なんてなんてなんて気持ちいいんでしょーーー♪ (≧▽≦) ♪

ハイキング道もその山の中も信じられないほどきれいにされている上、
IMG_2944.JPG
朝でもないのに空気自体がこんなに清々しい山道を歩いたのは初めてでした\(^o^)/

今にも雨が降りそうだったので、登られている人もほとんどなく、カレンちゃんもノーリードで。
IMG_2946.JPG
カレンちゃんもこの気持ち良さを全身で感じているのか、異様に元気に走りまわっていますε=ε=ε=ヾ(*゚ェ゚)ノ

20分ほどで頂上手前の見晴らしのよい屋根付きの休憩所に着きましたが、2組のファミリーが休んでおられたので、山の中ではわかりませんでしたが、霧雨のような雨がもう降りだしていて、ゆっくりせずに戻ることにしました。
IMG_2951.JPG
湿度が高かった所為か、鶯や時鳥の鳴き声が温室の中のように響いて聞こえ、山の空気を振動させていて、これもまた感動しました。

また山の中を歩いている間中、宇治上神社の本殿がある方へ意識をグイグイ引っ張られるような感覚があり、ここは歩いても大丈夫だったのかなと勝手に解釈し、帰る時にもう一度、本殿に参拝して御礼とお詫びを言ってから帰りました。

宇治川を渡るときには結構雨も降ってきていて、まだ15時過ぎなのに、渡っている人は私たちだけでしたw
IMG_2975.JPG
家に帰って調べてみると、今日登った山は大吉山というのだそうです。
(yahoo地図ではこの名前で、国土地理院の地図では仏徳山となっていました)

15:30 平等院駐車場に到着。

最後、雨に降られましたが、それさえも全く気にならないほどの感動と充実の5時間でした。

ビバ!京都。
ビバ!平等院。
ビバ!宇治上神社。

ありがとう!自然。
ありがとう!宇治。
ありがとう!大吉山。

どうかこのすばらしい場所がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。

そんな思いを胸に、宇治を後にしました(*^。^*)
                                (恋するカレン京都名所一覧表)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット

梅雨の宇治散策vol.2《平等院~宇治上神社~大吉山》 木陰率40% [お出かけ《犬連れ京都》]

vol.2の続き)
左翼の手前にある階段を登ると、鐘楼がありました。
IMG_2907.JPG
この梵鐘は複製で、建築当時のものは国宝として鳳翔館に収められています。

ただ、どこもここも大変すばらしい平等院なのですが、南門とこの鐘楼の朱色の塗りだけは、塗らない方がいいのに・・・(´・ω・`)と思うのは、私だけでしょうか・・・?

それはさておき、最後に鳳翔館へ。
最初の拝観料に含まれているし~ということでササッと見てこよう~と、はっきり言ってあまり期待していなかったのですが、これが本当にすばらしかったです\(◎o◎)/!

入口の係の人のアドバイス通りにカレンちゃんを散歩させながら、交互に中へ入りました。
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
この手前に鐘楼があり、一旦阿字池まで下りてから中に入って行きます。
鳳凰堂からだと鳳翔館全体が、小高い丘に隠された格好になっていて、建物自体はほとんど見えません。

まるでエジプトの隠された王家の墓の中に入って行くような気持ちになるエントランスからは、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
やわらかな自然光が降り注ぐ通路がまっすぐに伸び、
正面の格子越しに国宝の梵鐘を透かし見ることができ、

普通ならきっとガラス越しなのでしょうが、
この黒く塗られた格子越しに見る空間に、なぜか1000年の時空を感じることができました。
ン━━( ゚д゚)━━スゴイ!

また、逆に鳳凰堂中堂扉画は息を飲むほど繊細で色鮮やかで、阿弥陀如来坐像の前の格子扉と共に建築当時を思い起こさせる真新しさで復元されていて、この格子の向こうに、眩いほどに輝いていたであろう阿弥陀如来の姿を思い浮かべずにはいられませんでした。
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

そして、圧巻だったのが、国宝の木造雲中供養菩薩像26躯の展示です。
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
この阿弥陀如来坐像の横と後ろの壁面に飾られているのが、木造雲中供養菩薩像です。
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
実際は52躯あり、その半分をこちらの鳳翔館で展示してあるそうです。

日本で最も大きいガラスウォールケースの中に、
飛雲に乗って楽器を奏でながら極楽浄土へと迎え入れる様は、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
現代人の私でさえ、涙が出るような感動を覚えました。

なんと耽美でいて、慈愛に満ちた空間なのでしょう!!!

「私の魂も三途の川を渡ったら、こんな風に菩薩たちに迎えられ、そして極楽浄土へと導かれるのだろうか。」 そんな幻想が目の前の菩薩像とリンクし、現実のものであるような気さえしてきます。

空間の演出があまりに見事になされていて、あのエントランスをくぐり抜けてから、
光と影に織りなされる幽玄の世界に、酔っている・・・そう、まさしく陶酔させられてしまうのでしょう。
\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!

また、その菩薩像を手前の小さなウォールケースで
じっくりと見させていただくことができるのですが、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
一躯一躯、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
お顔の表情も、持たれている楽器も違い、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
座られていたり、踊っておられたりと、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
リズミカルで、ニュアンスに溢れ、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
なんと優美で、それでいて、すばらしく精巧で、驚嘆せずにはおられませんでした。

平安時代後期の代表的な仏師定朝とその弟子たちの作品ということですが、
これを1000年も前の人が作ったのかと思うと、
自分は1000年も後に生まれ、何世代にも渡って、それこそ数百数千万の人のDNAを受け継いでこの世に生を受けたのでしょうが、この当時の平安時代の人たちに誇れるものが、今の自分に何か一つでもあるのだろうかとふと思いました。

本やインターネットから得た知識はただの借り物で、電化製品も使い方はわかるけれど、作ることなど到底できないし、JINの南方先生みたいに医術があるわけでもなし、自分にははっきり言って何もないな~と。
ガ━━━(||゚ω゚||)━━━ン

でも、逆に開き直って、遙か昔から、悪いことだとわかっているのに、戦争も殺人も窃盗もなくならないし、
人の上に立つ人でさえ、自分の私利私欲に翻弄され、
結局、有史以来、文明はたしかに進歩したのでしょうが、
実際人類は、人間として進歩も進化もしていないんじゃないかと思いました。

だからこそ、平凡に、実直に、真摯に、そして優しく、
雨ニモマケズ」のような人になることが理想なんじゃないかと、
しみじみ、この慈愛満ちた優しい空間のなかで、スカポンちんな私が、
ふともの思いに耽ってしまいました(´-∀-`;)


この鳳翔館の設計をされたのは、栗生 明(くりゅう あきら)氏によるものだそうです。
このようなすばらしいMUSEUMを作ってくださったことに感謝したいです。

また、多くの寺院とは違い、多くの国宝を常時展示してくださっている太っ腹の平等院の事務局の方にも感謝したいです。

そして、そして、
このすばらしい園内をワンコ散歩OKにしてくださっている平等院に感謝の気持ちでいっぱいになりました~┏○ペコ

ビバ!平等院。
ビバ!鳳翔館。
ビバ!栗生 明。

本当にすばらしい時間を過ごさせていただきありがとうございました!┏○ペコ

                              (vol.3へ続く)

                                (恋するカレン京都名所一覧表)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:ペット

梅雨の宇治散策vol.1《平等院~宇治上神社~大吉山》 木陰度40% [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は、梅雨の晴れ間をぬって、境内ワンコ散歩OKの世界遺産「宇治平等院」へ行ってきました(*^。^*)

平等院は、恥ずかしながら初めて行ったのですが、想像以上にすばらしく感動しました。
また、コンビニ探しで宇治川の対岸に渡り、たまたまその通り道に案内があった宇治上神社という神社も世界遺産だと知り、「へぇ~」と思ってついでに行ってみたこの宇治上神社(大吉山)がものすごくよく、最後少し雨に降られましたが、最高の宇治散策となりました\(^o^)/

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-123186.html
(詳細ルード地図と高低差グラフが確認できます)
出発時刻/高度: 10:30 / 26m
到着時刻/高度: 15:30 / 26m
合計時間: 5時間0分
合計距離: 5.67km
最高点の標高: 108m
最低点の標高: 16m
累積標高(上り): 94m
累積標高(下り): 99m

駐車場:平等院駐車場(民間)¥700

10:30 平等院駐車場を出発。
10:35 平等院南門拝観受付から入園。拝観料は、鳳翔館の入場料込で¥600。鳳凰堂内部は別途¥300必要。

カレンちゃんの他に全くワンコは見当たらず、ほんとに大丈夫かな~(´゚∀゚`;)とかなりドキドキでしたが、入口の係の人がにこやかに、「鳳凰堂と鳳翔館はワンちゃんはダメなので、交互にお散歩させながら入ってくださいね~。」と、嫌がられる風は全くなく、「ほ~~~っ(~_~;)」。なんて大らかな世界遺産の平等院なんでしょう!

ビバ!平等院ヽ(^。^)ノ

map-tanbou.gif

カレンちゃん、初めての世界遺産へ、いざ~\(^o^)/
IMG_2826.JPG
ドキドキしながら、南門をくぐります。

IMG_2827.JPG
園内は、塵一つ落ちてないほど綺麗にしてあるので、ほんとにワンコOKでいいの~?と疑問に思えてくるほどです。

浄土院で、このようなすばらしいところ来させていただいことに御礼を言いました。
IMG_2831.JPG
浄土院は、浄土宗の栄久(えいく)上人が、明応年間(15世紀後半)に平等院修復のために開創した寺と伝えられています。

浄土院前の広場
IMG_2833.JPG
カレンちゃんは、駐車場のところでおちっことうんちは済ませてきましたが、ほんとに綺麗にしてあるので、粗相をしたりしないか心配になります(^_^;)

「カレンちゃん、この坂を降りると、鳳凰堂が見えるのかな~┣¨キ(*゚Д゚*)┣¨キ」
IMG_2835.JPG

と、その前に景勝院というところを見ました。
IMG_2836.JPG
天台宗の住庵だそうです。昔の邸宅といった感じでした。

景勝院の門を出ると、いきなり鳳凰堂が、見えてきました~(*^。^*) 
IMG_2838.JPG
南門から回ってくると、いきなり視界が開け鳳凰堂の優美な姿が目に入ってくるので、ここそこで「わぁ~」という歓声が上がっています。ほんとにちょっと感動的です♡

その進行方向に、藤棚がありました。
IMG_2839.JPG
樹齢約280年だそうです。これほど見事な藤棚を見たのは、私は初めてでした。
すご~いヽ(^。^)ノ

藤棚から観音堂へと回りました。
IMG_2840.JPG
右手奥の建物です。鎌倉時代初期のものだそうです。
(建物の写真を撮ったつもりが撮れてませんでした)

そして、藤棚から、いよいよ鳳凰堂の正面へ。
IMG_2849.JPG
藤の咲いた頃は、また素敵な眺めなんでしょうね~♡
是非とも、来年の藤の頃には来てみたいです。

ちなみに藤が咲いた頃(公式HPより)
P-1-480.jpg

ここでカレンちゃんと記念撮影♪
CA4HTVEG.jpg
こんなところを、カレンちゃんとゆっくり歩きながらお散歩できるなんて、ほんと素敵~♪

で、こちらが真正面の姿。(鳳凰堂は、なぜか「姿」と表現するのが似合いますね。)
IMG_2863.JPG
阿字池(※)にその姿が映って、・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

※(あじのいけ)池の形を梵字の「阿」に見立てた命名で、密教的解釈による池の名称。

20100113002101eba.jpg
どれどれ、同じでしょうか~?(^m^)

平等院は、平安末期、もともと風光明媚な貴族たちの別荘地であった宇治川の西岸にあった、左大臣源重信の別荘をその夫人から藤原道長が譲り受けて、その子頼通が永承7年(1052年)、仏寺に改め、平等院としたそうです。鳳凰堂は当時は阿弥陀堂と呼ばれていて、鳳凰堂という呼称は、江戸時代以降に呼ばれるようになったとか。

当時は非常に規模の大きな寺院だったそうですが、1336年に楠木正成によって建造物の大半が焼かれ、応仁の乱で更に衰退し、当時から残っているものは鳳凰堂と仏像、鎌倉時代に再建された観音堂だけみたいです。

平安時代最高の仏師定朝(じょうちょう)の確証ある唯一の作品。阿弥陀如来坐像。
IMG_2862.JPG
窓があり、お顔のところだけが対岸からでも拝顔できることにびっくり。
(実際は、望遠でないとよくは見えませんがw)

鳳翔館の解説ビデオで、平等院がなぜ普通のお寺のように南向きではなく、東向き建てられたのかということの説明で、阿弥陀如来の住する極楽浄土は西方にあると信じられていたことと、阿弥陀如来像の背面の壁は西日が差し込むように作られていて、夕方になると、その西日が後光のように見えるのだそうです。
(たぶんです。うる覚えですが・・・)
「なるほど~、そうだったんだ~。」と妙に感動し、建立当時はきっと、東向きなので、朝は、朝日が黄金の阿弥陀如来のお顔を照らし出し、眩いほどだったではと思いを馳せた次第です。

また、余談ですが、園内の綺麗さに比べ、やけに濁っているこの阿字池の水も、朝日と夕日に照らされると深く金色に輝く為に、わざと濁らせているのではないかと思ったりもしました。
(それほどかなり濁ってますw)

2011-1052=959

約1000年前と同じく優美な姿で今もなお在るそのすばらしさにまたなんとも言えない感動がありました。

阿字池に映る鳳凰堂の姿は、また幽麗で美しく、当時の貴族はそこに阿弥陀如来を映して極楽浄土の姿を見ていたのかも知れませんね。
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

カレンちゃんと散歩しながら、私もゆっくりと極楽浄土に思いを馳せてみました。
IMG_2868.JPG
こんな贅沢な時間が持てるなんて、平等院の太っ腹に本当に感謝です。
(カレンちゃんを車の中に待たせていたり、抱っこしないとダメだと、こんなにゆっくりと拝観できるはずがありませんから)

ビバ!平等院ヽ(^。^)ノ

屋根の上の鳳凰。
IMG_2857.JPG
この屋根にある鳳凰は、模倣品で、本物(というか、銅は傷みが早いらしく、何回か付け替えらているのだそう)は鳳翔館にありました。
ちなみに、平等院の鳳凰は、左右雄雌の違いはないのだそうです。

カレンちゃんは何に思いを馳せているのでしょうw
IMG_2887.JPG

ちょうど睡蓮が咲いていました。
IMG_2892.JPG
睡蓮というとモネやギリシャ神話を連想し、どちらかというと西洋のイメージがある私ですが、
IMG_2894.JPG
調べてみると、やはり睡蓮は明治以降に日本に入ってきたものだそうです。
でもまた、蓮も連想させるので、お寺にあっても、全然違和感ないですね。

IMG_2895.JPG
パパが突然カエルちゃんを発見!
望遠で撮ると、妙に絵になったりしますねw

順路に従って左翼の方へ回ると、鳳凰堂の建物が間近で見られます。
IMG_2900.JPG
後で公式HPで知ったのですが、鳳凰堂の両翼への回廊は、意外にも「飾り」で人は通れないのだそうです。
エ━━━(;゚д゚)━━━・・ソ・ソウナノ・・・ガンジョウソウナノニ・・・

望遠で見ると、さらにその精巧でと技巧的な造りに感動を覚えます。
IMG_2901.JPG
それが、約1000年も前の人が作ったものだなんて・・・!
ましてや、今も建築物として悠々と存在していることに、さらに深く感動しました。
木ってほんとにすごい!!!!!

コンクリートの寿命はもって100年と言われていますから、人工のものはどれだけたかが知れているかということですよね。

その自然界にはなく、人間が創りだしたもので最も長い寿命のものが、人類を死に追いやるプルトニウムの約2万4000年というのは、何とも皮肉なものです。

お出かけ京都編も、福井のもんじゅに何かあれば、お出かけもくそもなくなります。
そんなことがないよう、祈ることしかできませんが祈るばかりです・゚・(。>д<。)・゚・!!

原子力なんて要らなくなるよう、みんなで節電、頑張りましょう!
私たちとカレンちゃんはまだ扇風機のみで頑張ってますよ~。
ガンバァ━━(`・д・´)ノ━━!!

                                   (vol.2へ続く)
                                (恋するカレン京都名所一覧表)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(4)  コメント(1) 
共通テーマ:ペット

梅雨の嵐山散策 木陰率60% [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は、梅雨の晴れ間をぬって、嵐山へ行ってきました。
20年ぶりに訪れた嵐山は、景色はそのままでしたが、世界遺産になって、道や設備が整備されて、驚くほど綺麗になってました\(◎o◎)/!
ゴミ箱とトイレの多さに多少驚きましたが、さすが名立たる嵐山という感じでした。

今回は、寺社の拝観はほとんどせず、カレンちゃんのお散歩メインです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-124585.html
(詳細ルート地図と高低差グラフを確認できます。)

出発時刻/高度: 11:30 / 36m
到着時刻/高度: 17:00 / 36m
合計時間: 5時間30分
合計距離: 9.49km
最高点の標高: 131m
最低点の標高: 29m
累積標高(上り): 309m
累積標高(下り): 309m

駐車場:市営嵐山観光駐車場¥800
(梅雨の晴れ間の土曜日で、お昼前になってしまい市営駐車場はいっぱいかと思いましたが、結構まだ空きがありました。)

11:30 駐車場出発
11:33 渡月橋河畔に到着
IMG_2713.JPG
この景色を見ると、嵐山に来たんだ~!ってワクワクしてきます。

渡月橋という名前の由来は、亀山上皇(鎌倉時代)が、橋の上空を移動していく月を眺めて、この橋の姿を「くまなき月の渡るに似たり」と例えたことから、「渡月橋」と改められたそうで、それまでは法輪寺橋と呼ばれていたそうです。

亀山上皇は、約800年後の今も、
絶大な集客効果をもたらしてくれているわけですね\(◎o◎)/!
15jom.jpg
条件反射的につい記念写真を撮ってしまいました(´-∀-`;)

写真にはそんなに人は写ってないですが、この土手の上の道は、かなりの人が歩いています。
流石、京都観光名所第2位の嵐山。
オォォー!!w(゚ロ゚)w

ちなみに、1位が清水寺《世界遺産》(境内ワンコ抱っこすればOK)
       3位金閣寺《  〃  》(境内ワンコ抱っこすればOK) 
       4位銀閣寺《  〃  》(境内ワンコ抱っこすればOK)
       5位南禅寺(境内ワンコ散歩OK!)
京都のお寺は、なんてワンコにわん!ダフルなところが多いのでしょう!
\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!

京福鉄道の嵐山駅の方へ歩いて行き、
天龍寺《世界遺産》(ワンコ全面禁止)の大きな門を通り過ぎ、竹林の小径へと向かいます。

おぉ、ここも20年前と変わりません~
(*'∀'人)ワォ☆
IMG_2724.JPG
意外にも、人はまばらです。

ここも歩くと、「嵐山やわ~」、「京都やわ~」って感じがします♡
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
IMG_2734.JPG

ゆっくりこの小径を歩いた後、突き当たりを右に折れて、小倉池を眺めながら御髪神社の横のベンチで休憩した後、常寂光寺(境内ワンコ抱っこすればOK)まで行ったのですが、もともと今日は寺院拝観は予定していなかったので、またの機会にしました。
素敵なお寺なので、必ず行ってみたいところです♡

常寂光寺の門にデンだけして、そのまま引き返し、亀山公園へと向かいました。

竹林の小径のT字路を通り過ぎて、すぐに園内に入ります。
IMG_2741.JPG
公園というよりは小さな山で、園内の道はとても綺麗に京都らしく整備されていて、ワンコのお散歩にも最適(*^。^*)
「カレンちゃん、よかったね~♪」

しばらく歩くと、「⇒展望台」との看板があったので期待もせずに行ってみると、
そこからたった5分くらいで、
IMG_2745.JPG
なんと、こんなにも素晴らしい保津峡の景色が!!!(*'∀'人)ワォ☆

ベンチも置いてあり、写真ではわかりにくいですが、保津川下りの船が行き来していたり、オレンジのトロッコ列車が通るのが見えたりと、鶯の鳴き声をBGMに思わずゆっくりしてしまいました。
(しかも、こんなにいいビュースポットなのに来ている人はまばらなんです∑(゚ω゚ノ)ノ)

見てると、
kyOkw.jpg
対岸の山の中腹にあるお寺(○の部分)に興味が出てきて、行けるなら行ってみようということになりました。
(iPhoneで調べると、千光寺というお寺であることがわかりました。ちなみに、その下に写っている建物が有名な「星のや京都」さんです。)

素敵な道が続いて行きます。
IMG_2749.JPG
カレンちゃんの大好きな階段もそこここにあり、
IMG_2756.JPG
大ハッスルのお嬢さん♪
IMG_2758.JPG
後でわかったのですが、この階段の上の方の写真に胴体だけが写っている銅像があるのがわかりますか?これが、角倉了以(※)像で、あの千光寺を建てた人なんだそうです。
(すみません、全然知らなくって、たまたまカレンちゃんの写真を撮ってたら、胴体だけが写ってたんです(;^ω^))

※角倉了以(安土桃山・江戸初期の豪商) 嵯峨生まれの医者の息子であった了以が、秀吉の朱印船貿易に加わり、安南国(今のベトナム)と貿易して莫大な富を得、家康が江戸幕府を開いて3年後に、私財を投じて保津川を開削して、丹波からの農作物、木材などの物資を搬送できるようにし、その後、高瀬川(京都)を、また幕命により富士川、天竜川等の開削を行った。地元京都では商人と言うより琵琶湖疏水の設計者である田辺朔郎と共に「水運の父」として有名。

でもその工事はかなり大変で、了以自身も石割斧をふるって作業したのですが、数多くの犠牲者が出てしまい、その霊を弔うために建てられたのが、大悲閣(千光寺)だったそうです。

さて、それとは別に、この亀山公園には、こんな風な立派な歌碑があっちこっちにありました。
kinotomonori.jpg
見ると、誰もが知っている歌ばかり。
んんっ、これはもしかして、百人一首の歌ばかりではないですか!

で、これも後で調べてわかったのですが、
『小倉百人一首』の名は、嵐山にある小倉山の小倉山荘<時雨亭>で藤原定家が撰集したことに由来しているのだそうです。
(ええっ、知らなかったァ━━━(;゚д゚)━━━・・)
(バカですみませんっ┏○ペコ)

ただ、その時雨亭がどこだったのかは、諸説あるそうで、常寂光寺だったとか、二尊院だったとか、厭離庵だったとか、今もはっきりしないそうです。

小倉山が京都の紅葉の名所であるのは百人一首の中の↓の歌で知ってたけど、嵐山にあったとは知りませんでした(^_^;)

  小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
          今ひとたびの みゆき待たなむ  貞信公

(あまりに美しい小倉山の紅葉よ。もし人の心が分かるなら、
 もう一度天皇がおいでになるまで、その美しさを失わないでおくれ)

この亀山公園も小倉山の裾野の一部になるのでしょうが、
IMG_2792.JPG
ほんとにもみじがたくさんありびっくりするほど綺麗でした(*^。^*)

ちなみに、この亀山公園には49首の歌碑があり、その他は、嵐山東、長神の社、野々宮、奥野々宮5つのエリアに点在しているそうです。(くわしくはココで)

山を下りて、大堰川(保津川)(※)沿いに歩き、
京都吉兆嵐山本店の前を楚々として通り過ぎw(ランチで36750円て・・・(@@;)、
(※渡月橋を挟んで、上流を大堰川、下流を桂川と名前が変わるのだそう)
IMG_2760.JPG
渡月橋を渡って、対岸の中之島へ。
IMG_2765.JPG
阪急嵐山駅まで歩き、コンビニでお弁当を買って、桂川を見ながらお昼にしました。
京都駅みたいに、京弁当がどこでも売ってるかと思いきや、案外持ち帰りのお弁当って京都の観光名所って売ってないんですよね・・・。(´・ω・`)

中之島側からの渡月橋。
IMG_2766.JPG
正面左の綺麗なあんぱん型の山が、先程の小倉山です~♪
(その手前の丘陵部分が亀山公園)
えっ、もしかして、小倉あんぱんの由来って・・・、と思った私。((o(´∀`)o))ワクワク

で、調べると、やっぱりそうだったんですがー・・・、理由がちょっと違っていて、小倉山に赤い紅葉が鹿の子のように点在している様子が、小豆がブツブツしているのに似ているので、小豆あんのことを「小倉」と呼ぶようになったのだそう。(*゚Д゚) アレ?ソ・ソウナノ・・・

でも、どう見ても、ガイドブックにはおわん型って書いてあるけど、あんぱん型にしか見えないって・・・(;^ω^)

さて、まぁ、それはおいといて、腹ごしらえもバッチリで、
ここから、千光寺目指して、嵐山側の川沿いを上流に向かって歩きます。
IMG_2771.JPG
途中、いくつもこういう小さな滝があり、
IMG_2773.JPG
雨の後だったせいもあって、道がかなりドロドロになってきて、
星のやのちょっと手前で今日の千光寺行きは断念しました(つω-`。)

でも、この道は、お昼からはずっと日陰になるので、
IMG_2782.JPG
夏のお散歩には涼しくていいと思います♪

と、突然カレンちゃんが、固まったかと思うと、
IMG_2777.JPG
前から大きな黒のラブちゃんが・・・(´-∀-`;)

帰りは、渡月橋を見ながら帰るので、とっても風情がありました。
IMG_2780.JPG
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

その後、もう一度、亀山公園を散策した後、竹林の小径を通り、
IMG_2801.JPG
(↑は、亀山公園内の道)

野宮神社(境内ワンコ抱っこすればOK)のじゅうたん苔を見て帰りました(*^。^*)
kwpXK.jpg
ビロードみたいで綺麗でした~。

17:00 駐車場着。

いや~、やはり流石、古来から日本人に愛でられてきた嵐山。
どこもかしこも風景が、絵になってすばらしかったですヽ(^。^)ノ

渡月橋周辺は結構な人出でしたが、一旦そこから外れると、別荘地であった昔が偲ばれるほどひっそりとしていました。

思った以上にお散歩もたくさんできて、素敵な京都の休日を満喫できました。

ビバ!京都。
ビバ!嵐山。
ビバ!渡月橋。

ありがとう!自然。
ありがとう!桂川(大堰川)。
ありがとう!亀山上皇。

どうかこのすばらしい場所がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。

そんな思いを胸に、嵐山を後にしました(*^。^*)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(5)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

晩春の京都御苑 木陰率50% [お出かけ《犬連れ京都》]

今日は京都御苑に行ってきました。
皇居外苑と同じように、京都御苑も苑内ワンコ散歩OKなんですね\(^o^)/ヨカッタ-

滋賀の寺社や公園は、えーっ!こんなところでもダメなの・・・(´д゚ll)と思うくらい犬禁のところが多く、ちょっと(´・ω・`)ショボンだったのですが、京都はワンコにわん!ダフルなところが多くとってもうれしいです。

中立売御門。おぉ~、車のままここを入るのですね\(◎o◎)/!
IMG_2546.JPG
なんか皇族になった気分。ちょっとキンチョーするかも~♪ (≧▽≦) ♪

10:30 とても気分よく、中立売西駐車場着。
(乗用車250台 3時間まで500円、以後1時間毎100円。駐車料金もリーゾナブル♡)

駐車場からすぐ、いきなり素敵な木立に迎え入れられます。
cFuBx.jpg
樹齢何百年なの~?というような大きな木がそこここにあり、すごくうれしくなりました(*^。^*)

 京都御苑は、京都御所、仙洞御所を囲む、東西約700m、南北約1,300mの広大な敷地の公園で、江戸時代には二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいた場所だったそうです。現在では、いつでも自由に入ることができ、約5万本といわれる樹木が生育し、御所周辺の由緒ある景観を維持する庭園としての機能はもちろん、散策や休養、自然や歴史とのふれあい、スポーツなど、古都京都の中心部に位置する広大な緑の空間として重要な役割を担っています。

(この◯の緑の長方形が京都御苑です。大文字山火床より)
zHcMF.jpg

わぁ~、花びらのじゅうたん。「カレンちゃん、素敵ね~♡」
IMG_2549.JPG
サトザクラの花びらがまだ残っていました。
カレンちゃんおしりふりふりしながら、また、何やら話している二人(?)w
IMG_2550.JPG
花のじゅうたんの中、恋人同士みたい(^m^)ウフフ
山吹も咲いていました。
IMG_2551.JPG
ちなみに、この右下に流れている小川の水は、琵琶湖疏水の分線から取っているだそうです。

いよいよ、「御所ーーーーーーーー!」って感じの建礼門前大通りにでました\(^o^)/
IMG_2583.JPG
ここが、現在の大都市京都の街中かと不思議に思ってきます。
IMG_2584.JPG
(カレンちゃんはかなりミスマッチかも・・・^^;)

立派な松が両端に並び、広大な塵一つ落ちていないようなこの道を、真っ直ぐ建礼門に向かって歩いていると、タイムスリップしたような気分になってきて、この先にある天皇が御座していたであろう御所に対して、自然とおそれ畏まる気持ちが湧いてきます\(◎o◎)/!

とうとう、建礼門が近づいてきました。
IMG_2572.JPG
建礼門は、檜皮葺、 切妻屋根の角柱の四脚門で、京都御所の南面にあり、正門に位置づけられています。外国首相などの国賓来訪をはじめ天皇が京都御所へ臨幸されるときにだけ門が開かれるそうです。

何だか畏れ多く、これ以上近づくことができませんでした(゚∀゚ ;)タラー

それと、

延々と続く御所の周りの砂利道を歩いていると、
IMG_2559.JPG
不思議なことに、心が自然と禊がれているような感覚になりました。
石庭を眺めている時のようなそんな感じです。

建春門です。
IMG_2561.JPG
京都御所南東部にある桧皮葺きの門です。
写真よりもかなり迫力がありました。

ぐるっと一周して、宣秋門(ぎしゅうもん)です。
CA1U1XXU.jpg
(カレンちゃんがうん◯んぐポーズをしているように見えますがw、うん◯とおちっこは駐車場で済ませてきました)
宜秋門は、建礼門と同じ、桧皮葺き、切妻屋根の四脚門です。御所の西面に位置し、宮家や摂家その他公卿が参内する時に用いられた門だそうです。

そして、有名な蛤御門。
IMG_2576.JPG
ここは、かつての公家町と市中の境界であった門の一つで、この蛤御門は、もとは新在家御門と呼ばれ常に閉ざされていましたが、江戸時代の大火で初めて開門されたことから「焼けて口開く蛤」にたとえられ「蛤御門」と呼ばれるようになったそうです。
IMG_2575.JPG
禁門の変(※)での戦いでできた、門の梁に残っているたくさんの弾痕を見てきました・゚・(。>д<。)・゚・

※禁門の変(蛤御門の変) 1864年(元治元年)7月、前年の八月一八日の政変で京都を追われた長州藩が、形勢挽回のため京都に兵を進め、会津・薩摩藩などの兵と蛤御門付近で交戦して敗れた事件。

御所(御苑)には、東西南北に立派な門がたくさんあります。
日本文化の中で、「門」という存在がとても大事なものなんだと改めて感じさせられます。

御苑のみならず、お寺や神社を訪れる時もそうですが、
「門をくぐる」という行為は、襟を正して緊張するべきものなんだと、そんな風に感じました。

閑院宮家跡。閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家の一つだそうです。
IMG_2553.JPG
無料公開中と書かれてありましたが、またすごい門で、門のところにはどなたもおられなかったので、ワンコが中に入っていいのかどうかわからず、門から中をちらっと見るだけに留めおきました(^_^;)

拾翠亭は、今日が日曜日だったので、拝観(3月から12月の毎週金曜日、土曜日) できませんでした。

お昼は、地下鉄今出川駅の上の角にモスバーガーがあったので、そこでテイクアウトして、
IMG_2568.JPG
(そこで待ってる間のカレンちゃん。とてもいい子ちゃんです~♪)
また御苑に戻り、中立売休憩所の前のテーブル付きベンチで、
鳥の声を聞きながらゆっくり食べました。
IMG_2571.JPG
たくさんお散歩できたので、カレンちゃんもベンチで休憩中(*^。^*)

御所の周りの砂利道のぐるりは、どこもとても手入れされた木立になっています。
CABM20BC.jpg
普通の公園と違うところは、松の大木の多さでしょうか。

その中でも赤松がたくさんあることに驚かされました。
秋には松茸が採れるのかしらなどと、卑しい私は思いつつ、

とにかく広々としていて、
IMG_2578.JPG
ほんとはダメなのでしょうが(^_^;)、
周りに全く人影がなかったので、少しノーリードで遊ばせてもらいました。

御苑一周、単純計算で4km。
私たちは、御所を一周、そのぐるりの木立を一周したので、
6kmくらいは歩いたのではないかと思います\(◎o◎)/!

15:30 駐車場出発(5時間¥700)

御所の周りを一周するうち、スカポンちんな私が、この壁の向こうが本当に特別な場所で、
戦後のともすればないがしろにされてきた、日本人としての天皇という存在への思いが、
血が体の中を巡るように、自分の中に脈々と流れていたんだと感じられました。

きっと私の中に在る、幾千万人の日本人のDNAがそうさせたんではないかなと思います。

こういう場所が今も在り、大事にされていることに日本人としてとてもうれしく思いました。

ビバ!京都。
ビバ!京都御苑。
ビバ!京都御所。

すばらしい森林浴と日本人としての心の拠り所に触れられるかけがえのない場所でした。
ワンコと一緒では、ちょっともったいなさすぎる感もありますが、春夏秋冬、必ず訪れたいです。

そして、そんな大事な場所なのに、ワンコ散歩OKにしてくださっている宮内庁と環境省の方に感謝感謝でした。┏○ペコ

どうかこのすばらしい場所がいつまでも在りますように・・・。
そして、よりよい日本になりますように・・・。

そんな思いを胸に、京都御苑を後にしました(*^。^*)
                                (恋するカレン京都名所一覧表)
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 犬ブログ キャバリアへ
ポチっとお願いちまちゅ♡(*・ω・)*_ _))ペコリン
人気ブログランキングへ
nice!(6)  コメント(14)  トラックバック(1) 
共通テーマ:ペット
- | 次の20件 お出かけ《犬連れ京都》 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。