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梅雨の宇治散策vol.2《平等院~宇治上神社~大吉山》 木陰率40% [お出かけ《犬連れ京都》]

vol.2の続き)
左翼の手前にある階段を登ると、鐘楼がありました。
IMG_2907.JPG
この梵鐘は複製で、建築当時のものは国宝として鳳翔館に収められています。

ただ、どこもここも大変すばらしい平等院なのですが、南門とこの鐘楼の朱色の塗りだけは、塗らない方がいいのに・・・(´・ω・`)と思うのは、私だけでしょうか・・・?

それはさておき、最後に鳳翔館へ。
最初の拝観料に含まれているし~ということでササッと見てこよう~と、はっきり言ってあまり期待していなかったのですが、これが本当にすばらしかったです\(◎o◎)/!

入口の係の人のアドバイス通りにカレンちゃんを散歩させながら、交互に中へ入りました。
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
この手前に鐘楼があり、一旦阿字池まで下りてから中に入って行きます。
鳳凰堂からだと鳳翔館全体が、小高い丘に隠された格好になっていて、建物自体はほとんど見えません。

まるでエジプトの隠された王家の墓の中に入って行くような気持ちになるエントランスからは、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
やわらかな自然光が降り注ぐ通路がまっすぐに伸び、
正面の格子越しに国宝の梵鐘を透かし見ることができ、

普通ならきっとガラス越しなのでしょうが、
この黒く塗られた格子越しに見る空間に、なぜか1000年の時空を感じることができました。
ン━━( ゚д゚)━━スゴイ!

また、逆に鳳凰堂中堂扉画は息を飲むほど繊細で色鮮やかで、阿弥陀如来坐像の前の格子扉と共に建築当時を思い起こさせる真新しさで復元されていて、この格子の向こうに、眩いほどに輝いていたであろう阿弥陀如来の姿を思い浮かべずにはいられませんでした。
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

そして、圧巻だったのが、国宝の木造雲中供養菩薩像26躯の展示です。
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この阿弥陀如来坐像の横と後ろの壁面に飾られているのが、木造雲中供養菩薩像です。
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実際は52躯あり、その半分をこちらの鳳翔館で展示してあるそうです。

日本で最も大きいガラスウォールケースの中に、
飛雲に乗って楽器を奏でながら極楽浄土へと迎え入れる様は、
《公式HPの画像URLです。画像を見てみたい方はクリックしてみてください》
現代人の私でさえ、涙が出るような感動を覚えました。

なんと耽美でいて、慈愛に満ちた空間なのでしょう!!!

「私の魂も三途の川を渡ったら、こんな風に菩薩たちに迎えられ、そして極楽浄土へと導かれるのだろうか。」 そんな幻想が目の前の菩薩像とリンクし、現実のものであるような気さえしてきます。

空間の演出があまりに見事になされていて、あのエントランスをくぐり抜けてから、
光と影に織りなされる幽玄の世界に、酔っている・・・そう、まさしく陶酔させられてしまうのでしょう。
\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!

また、その菩薩像を手前の小さなウォールケースで
じっくりと見させていただくことができるのですが、
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一躯一躯、
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お顔の表情も、持たれている楽器も違い、
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座られていたり、踊っておられたりと、
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リズミカルで、ニュアンスに溢れ、
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なんと優美で、それでいて、すばらしく精巧で、驚嘆せずにはおられませんでした。

平安時代後期の代表的な仏師定朝とその弟子たちの作品ということですが、
これを1000年も前の人が作ったのかと思うと、
自分は1000年も後に生まれ、何世代にも渡って、それこそ数百数千万の人のDNAを受け継いでこの世に生を受けたのでしょうが、この当時の平安時代の人たちに誇れるものが、今の自分に何か一つでもあるのだろうかとふと思いました。

本やインターネットから得た知識はただの借り物で、電化製品も使い方はわかるけれど、作ることなど到底できないし、JINの南方先生みたいに医術があるわけでもなし、自分にははっきり言って何もないな~と。
ガ━━━(||゚ω゚||)━━━ン

でも、逆に開き直って、遙か昔から、悪いことだとわかっているのに、戦争も殺人も窃盗もなくならないし、
人の上に立つ人でさえ、自分の私利私欲に翻弄され、
結局、有史以来、文明はたしかに進歩したのでしょうが、
実際人類は、人間として進歩も進化もしていないんじゃないかと思いました。

だからこそ、平凡に、実直に、真摯に、そして優しく、
雨ニモマケズ」のような人になることが理想なんじゃないかと、
しみじみ、この慈愛満ちた優しい空間のなかで、スカポンちんな私が、
ふともの思いに耽ってしまいました(´-∀-`;)


この鳳翔館の設計をされたのは、栗生 明(くりゅう あきら)氏によるものだそうです。
このようなすばらしいMUSEUMを作ってくださったことに感謝したいです。

また、多くの寺院とは違い、多くの国宝を常時展示してくださっている太っ腹の平等院の事務局の方にも感謝したいです。

そして、そして、
このすばらしい園内をワンコ散歩OKにしてくださっている平等院に感謝の気持ちでいっぱいになりました~┏○ペコ

ビバ!平等院。
ビバ!鳳翔館。
ビバ!栗生 明。

本当にすばらしい時間を過ごさせていただきありがとうございました!┏○ペコ

                              (vol.3へ続く)

                                (恋するカレン京都名所一覧表)

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ブラジャー

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by ブラジャー (2013-07-22 09:26) 

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